宮古島市議会 > 2009-03-18 >
03月18日-06号

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  1. 宮古島市議会 2009-03-18
    03月18日-06号


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    平成21年  3月 定例会(第2回)          平成21年第2回宮古島市議会定例会(3月)議事日程第6号                           平成21年3月18日(水)午前10時開議 日程第 1  一般質問 ◎会議に付した事件    議事日程に同じ            平成21年第2回宮古島市議会定例会(3月)会議録 平成21年3月18日                                     (開議=午前10時00分) ◎出席議員(28名)                          (延会=午後5時18分)┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議   長(4 番)  下 地   智 君   議   員(15番)  亀 濱 玲 子 君┃┃ 副 議 長(10〃)  嘉手納   学 〃     〃  (16〃)  前 川 尚 誼 〃┃┃ 議   員(1 〃)  棚 原 芳 樹 〃      〃  (17〃)  宮 城 英 文 〃┃┃   〃  (2 〃)  砂 川 明 寛 〃     〃  (18〃)  新 里   聰 〃┃┃   〃  (3 〃)  新 城 啓 世 〃      〃  (19〃)  上 地 博 通 〃┃┃   〃  (5 〃)  與那嶺 誓 雄 〃     〃  (20〃)  下 地   明 〃┃┃   〃  (6 〃)  友 利 惠 一 〃     〃  (21〃)  平 良   隆 〃┃┃   〃  (7 〃)  山 里 雅 彦 〃     〃  (22〃)  池 間 雅 昭 〃┃┃   〃  (8 〃)  仲 間 明 典 〃     〃  (23〃)  豊見山 恵 栄 〃┃┃   〃  (9 〃)  佐久本 洋 介 〃     〃  (24〃)  富 永 元 順 〃┃┃   〃  (11〃)  眞榮城 徳 彦 〃     〃  (25〃)  富 浜   浩 〃┃┃   〃  (12〃)  垣 花 健 志 〃     〃  (26〃)  與那覇 タズ子 〃┃┃   〃  (13〃)  池 間 健 榮 〃     〃  (27〃)  下 地 秀 一 〃┃┃   〃  (14〃)  上 里   樹 〃     〃  (28〃)  池 間   豊 〃┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明 員                                          ┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市       長 │ 下 地 敏 彦 君 │ 城 辺 支 所 長 │ 平 良 光 成 君 ┃┃ 副   市   長 │ 長 濱 政 治 〃 │ 上 野 支 所 長 │ 砂 川 正 吉 〃 ┃┃ 総務部長      │ 宮 川 耕 次 〃 │ 下 地 支 所 長 │ 平 良 哲 則 〃 ┃┃ 企画政策部長    │ 久 貝 智 子 〃 │ 水 道 局 次 長 │ 砂 川 定 之 〃 ┃┃ 福祉保健部長    │ 譜久村 基 嗣 〃 │ 消   防   長 │ 砂 川 享 一 〃 ┃┃ 環境施設整備局長  │ 長 濱 博 文 〃 │ 教   育   長 │ 下 地 恵 吉 〃 ┃┃ 経済部長      │ 上 地 廣 敏 〃 │ 教育部長      │ 長 濱 光 雄 〃 ┃┃ 建 設 部 長 兼 │          │           │          ┃┃           │ 與那嶺   大 〃 │ 生涯学習部長    │ 饒平名 建 次 〃 ┃┃ 地域戦略局長    │          │           │          ┃┃ 会 計 管 理 者 │ 平 良 富 男 〃 │ 総務課長      │ 下 地 信 男 〃 ┃┃ 伊良部総合支所長 │          │           │          ┃┃           │          │           │          ┃┃ 伊良部総合支所   │ 垣 花   勝 〃 │ 財政課長      │ 石 原 智 男 〃 ┃┃           │          │           │          ┃┃ 経済建設課長    │          │           │          ┃┃ 平 良 支 所 長 │ 狩 俣 照 雄 〃 │ 企画調整課長    │ 伊良部 平 師 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者  事 務 局 長   喜屋武 重 三 君   議   事   係   仲 間 清 人 君  次     長   荷川取 辰 美 〃   庶  務  係  長   友 利 毅 彦 〃  補佐兼議事係長   前 里 安 男 〃 ○議長(下地智君)   これより本日の会議を開きます。                                     (開議=午前10時00分)  本日の出席議員は、全員出席であり、定足数に達しております。  本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第6号のとおりであります。  この際日程第1、昨日に引き続き一般質問を続行いたします。  本日は、上地博通君からであります。  それでは、順次質問の発言を許します。 ◆上地博通君   一般質問も2日目になりますと少し緊張感も解けてきたのかなと思いますけれども、今日もよろしくお願いします。まず、通告に従いまして質問を行いたいと思いますので、当局の明快な回答をよろしくお願いします。  まず、行財政改革についてお伺いしますけれども、市長は、当選してまず最初にですね、部の組織編成をするということで、筆頭部を企画政策部にするということで発表しております。その理由とですね、まずメリット、デメリットを示してほしいと、このように思います。そして、早急に着手しなければならないことは何なのか、まずこれを先にやらないとこの組織としての機能が維持できないということがあると思うんですが、それは何なのか、これも示してほしいと思います。これは支所機能と関連することなんですけれども、現在の分庁方式をいつまで続けるつもりなのか、この予定を5年後なら5年後、これ総合庁舎の建設を予定しているようですけれども、その総合庁舎が、じゃいつごろできるのか、このできるまでがいつになるのかですね、この辺の答弁をいただきたいと思います。  そして、これ職員の削減計画とも関連することになるんですけれども、計画性を持って削減計画、市長の行政の改革をしていかなきゃいけないと思います。組織の改編もですね。そうすると、5年後どうなる、10年後にはこうしたいというはっきりした意思表示をしていただきたいと。支所は、どういう機能を持たせていくのか。ですから、今ある支所に各分庁方式でいろんな部が置いてありますが、これを総合庁舎で1カ所にまとめますと支所は支所の機能だけになりますけれども、この支所に地域の経済発展とかいろんなことを加味してどういう部署もしくは課を置くのかですね、これが計画的にできておりましたら、この辺を説明をしていただきたいと思います。  次に、農業の振興についてお聞きします。最初に、特産品の差別化、ブランド化を図るために具体的な政策を打ち出す考えはないのかということで出してありますけれども、昨年の7月にですね、島尻安伊子参議院議員西銘恒三郎国土交通大臣政務官等の取り計らいで、小泉純一郎元総理大臣に宮古島産マンゴーのPRに一役買ってもらうことができました。多くのメディアが取り上げて、宮古島産マンゴーのおいしさを全国にPRすることができたと自負しておりますけれども、そのすぐ後で台湾産マンゴーを宮古島産マンゴーと産地偽装し、宮古島産の信用をおとしめた人が出たのは本当に残念で、その後宮古島産マンゴーの価格も値下がりをしてですね、生産者にも非常に迷惑をかけたことは、本当に今でも残念に思っております。  しかし、このPR活動というのは、毎年続けなければ意味がありません。そこで、お聞きをしますけれども、今年はどのようなPR活動、販売戦略を持っているのかですね、昨年のその反省会のときにも、今度は宮古島出身の芸能人でも呼んでどこか街頭でやってみたいというような話等出ておりましたけれども、そういう可能性はあるのかどうなのか。これは前は伊志嶺亮市長でありましたので、市長はいろんなことをご存じでした。しかし、今の下地敏彦市長は初めてでありますから、どういう経緯があったかというのを恐らくおわかりになっていないと思いますので、新しい市長にですね、どういう販売戦略でこれをやっていきたいのか、できるのか、可能性あるのかをお聞きをしたいと思います。  そして、次にですね、今宮古島はマンゴーハウスの建設ラッシュであります。毎年5つから7つほどのマンゴーの団地ができております。生産量も毎年倍々ゲームに近い形で増えておりまして、すぐ1,000トンに達することになるんじゃないかと思っております。収穫期間が40日から50日ですから、この間に1,000トンの収量を収穫するとなると、1日に多い日だったらもう100トン近い量が収穫できるということになります。そうしますと、これはもう今の段階では輸送が非常に問題になってくると思いますけれども、前回もこれお聞きしましたけれども、はっきりその輸送に対してどれだけの余力があるのかというのが示されておりませんので、この辺のことをお聞きをしたいと思います。そして、輸送能力はどれぐらいあるのかですね。これせっかく生産をしても、出荷することができなかったら、もう最悪です。今でも台風時には大変な思いをしておりますけれども、その対策として、市としてどのようなことを考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。  次は、サトウキビの生産についてでありますが、きのうの質問でですね、WTO交渉の結果次第ではちょっと厳しいと、沖縄のサトウキビは非常に厳しい関係が待っているんじゃないかというような答弁をされておりますけれども、私はですね、サトウキビは宮古島にとっては生命線だと今思っております。宮古島の整備事業を初め、地下ダムまですべてそのサトウキビの生産を前提にですね、計画が立てられております。バイオエタノールの生産もそのとおりでありますから、宮古島はサトウキビ抜きには考えられないと。つまり宮古島からサトウキビをとったら、もう何も残らないんじゃないかというふうにして思っております。すべての計画が狂ってしまうということを非常に危惧しておりますけれども、これでですね、市長、これもお願いも含めてなんですけれども、このWTOの交渉結果とは全く関係なくですね、だれでも、どこでも、幾らでも自由にサトウキビが栽培できるような環境をつくってもらうために、市長には粉骨砕身頑張っていただきたいと思っておりますけれども、これはもう県とか国とかにお願いもしなきゃいけないでしょうし、いろんな交渉もしていかなきゃいけないと思いますが、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。  続きまして、公共施設管理公社の取り扱いについてお聞きをしますけれども、私は公社を存続させることを前提に有効活用を行うべきだと思っておりますので、そういう方向で質問をしたいと思います。現在公社はどんな施設の管理をどのような体制で行っているのか、また市の補助金というのは幾らで何に使われているのかをまず示していただきたいと思います。きのうの棚原芳樹議員の質問に対しまして、副市長は今年も公社の職員を市の職員として採用するとおっしゃっておりましたけれども、私はそれはやめていただきたい。公社の職員として有効活用する方法が幾らでもあると思っているからです。だから、それだけはできるだけ避けていただきたいと思いますが、この点をどう考えているのかですね。今宮古島では、公園の管理さえもできないような状況になっております。ですから、この公園管理をするということでですね、公社の職員を私は使用するという、有効活用するという手もあると思っておりますけれども、この点について何か問題があるのか。もし何にも問題がなければ、こういう方向で活用ができないのかどうかですね。法的にどうのこうのというのは、私どもは素人ですから、わかりませんけれども、これについてどういうお考えなのかを示していただきたいと思います。  次は、環境行政についてお聞きをしたいと思います。環境モデル都市については、きのうから多くの同僚議員が質問しておりますので、私はE3燃料をですね、宮古島の住民が利用できるようになるのはいつごろなのか、また値段は普通のガソリンと比べてどう違うのか、この辺をお聞きをしたいと思います。そして、E5やE10への可能性はないのか、そうするためには何が課題としてあるのか、それをお聞きしたいと思います。宮古島の将来のために資源を有効活用できて、さらにエコの島として宮古島を発信することができることは、これはすばらしいことだと思っておりますので、市長の決意のほどをお聞かせ願いたいと思います。  ごみ処理施設の建設についてお聞きします。きのうから何人かの議員が質問しておりますが、私は農業をしている者として農業用廃ビニールのことが非常に気がかりになっております。今沖縄本島のほうに運んでおりますけれども、これはやっぱり地元で出たごみは地元で処理するというのが原則でありますから、この宮古島で処理する方向を真剣に考えていかなければいけないと思って、そのごみ処理施設の建設にあわせてですね、こういう農業用廃ビニールや医療系廃棄物の焼却もできるような施設ができないかということを前々から話しておりますけれども、どうも今までの環境施設整備局長の話によりますとできそうもないということでありますが、これをですね、市民にももっともっとわかりやすく説明をしていただきたいと思います。また、知事の意見書が出ておりますけれども、この意見書をですね、素直に読めばごみ処理施設の建設予定地としては問題が多過ぎると、これはできるだけ避けるほうがいいか、場所を変更したほうがいいか、また同じ場所に建設するとしてもこれ膨大な金がかかることになるかもしれないというふうに読めるんですけれども、この問題をクリアするのにもし膨大な金がかかるとしたらですね、その判断基準となるのはどの辺にあるのか。できるだけこういう余計なことにお金をかけないようにして建設するのが私はベストだと思っておりますけれども、どうしてもここでやらなきゃいけないとなると、地下水の問題、環境汚染の問題、この近くには厚生園も含めてですね、学校給食センター、北小学校、東小学校と、こういう教育施設も全部あるわけですから、こういうところに問題を残すようなことはやめていただきたいと思うんですけれども、この場所でどうしてもつくるとなると、これらを全部その対策としてとらなきゃいけないと。そうすると膨大な金がかかる可能性があると、時間もかかると、この問題をどのように考えているのかですね、お聞きをしたいと思います。さらに、新しい施設ができた場合ですね、民間にこれを全面的に移管をして、清潔に安全に運用することができるんじゃないかと、このように思っておりますけれども、そのお考えはないのかどうなのか、お聞きをしたいと思います。  答弁を聞いて再質問を行いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   組織の見直しで企画政策部を筆頭部とするというふうに考えている根拠は何か、またそうすることによるメリットは何があるのかということですけれども、これまで市は主要なプロジェクトについては地域戦略局という別の組織の中でいろいろやってまいりました。その中で行われてきたごみ処理、それから葬斎場等についてもほぼめどがついたということで、今回戦略局を廃止いたしまして、ごみ処理、それから葬斎場も含めて、そして新たな主要プロジェクトも一体的に推進したほうがより効率的であるというふうに考えまして、主要プロジェクトや総合計画を確実に実行するという視点から、企画政策部を筆頭部といたしております。  次に、現在の分庁方式から総合庁舎方式への移行の時期はいつごろを考えているかということでございますが、現在の分庁方式は、合併時に各庁舎の有効活用と均衡のとれた地域開発とを図る観点から採用したものです。しかしながら、合併して3年を過ぎ、分庁方式の不具合等も出てまいりました。現時点では明確な時期は申し上げられませんが、各庁舎の活用方法、地域活性化策など合併時の考え方を踏まえながら、総合庁舎方式について精力的に検討してまいりたいと考えております。  あわせて、各支所の取り扱いについての将来の方向性はどうかというご質問については、各支所の機能につきましては、平成21年度から地域の体育施設を支所で管理すること、地域事業を担当することなど機能を強化してまいります。また、昨年度までに平良を除く4地域で設置された地域づくり協議会の活性化に向けても、支所を中心として支援する地域力の向上に力を入れているところであります。しかしながら、将来の職員数の減少や国の合併支援策終了後の財政状況などを考慮すると、職員の配置等現状を維持することは厳しいものがあると思います。今後将来の支所のあり方については、地域の皆様方との論議を進めながら検討していくする必要があると考えております。  その他については、関係部局長より説明させます。 ◎副市長(長濱政治君)   公共施設管理公社の取り扱いについてでございますが、現在の活動状況及び経営状況、それから伊良部島以外の公共施設の管理は可能か、本島内の公園管理をするとしたら何が問題なのか、そういったことにつきまして一括して答弁したいと思います。  宮古島市公共施設管理公社は、旧伊良部町において平成10年3月に公益法人の設立認可を受け、同年4月から事業を開始し、市町村合併に伴い、宮古島市に引き継がれております。同公社の主な業務は、パブリックゴルフ場の管理運営と指導及び公園等の清掃で、経営状況は、市からの補助金、受託事業としての観光地及び平成の森トイレ及び渡口の浜清掃、文化財周辺の美化清掃、さらにサシバリンクスの売り上げ収入等によって運営を行っております。同公社は、伊良部島以外の公共施設の管理はもちろん可能でございます。補助金としましては、例年4,200万円ほど市から補助金を出しておりまして、主に管理費、人件費に充当されております。 ◎福祉保健部長(譜久村基嗣君)   まず、1点目のE3燃料を宮古島の住民が使うようになるのはいつごろかという質問にお答えいたします。  E3については、実用化を目指したエタノール生産の実証事業を実施するとともに、E3燃料の製造、流通、給油体制の商用化に向けた検証をしているところであります。宮古島の一般住民がE3燃料を使えるようにするためには、実証実験の検証を行うとともに、全給油所に給油設備の整備が必要になります。あわせて、関係法令の整備もこれからであることから、その推移を見守りつつ対処策を検討していきたいと考えています。  それから、E3燃料の値段は、普通のガソリンと比較してどう違うのかという質問がありました。このことについては、まだ実証の段階でありますので、その単価的なものはE3燃料の公表はされていません。ですから、これから民間実用化に向けたときの商用化が実現したときにその公表はできると思いますので、まだその単価の公表資料をいただいておりませんので、資料が手元に入り次第公表していきたいと思っております。  次に、将来は、E5、E10の可能性はないかということに対してであります。国は、新年度よりE10の製造、流通、それから供給、実車走行試験事業を行うと伺っております。E10燃料については、燃料価格及び対応車両の問題等の実証事業を踏まえながら進めることになります。それと並行いたしまして、実用化に向けた実証事業を実施した後、一般普及の手順を踏むことになると思料いたします。E10車の実用化はその後になると思います。 ◎経済部長(上地廣敏君)   まず、特産品の差別、ブランド化についてでありますけれども、市の特産品の差別化、ブランド化を図るため、平成18年度にゴーヤ、とうがん、カボチャの指定3品目について拠点産地の認定を受け、品質向上の増産に励んでまいりました。また、平成20年には、流通業者、航空会社、県、市、JAを主なメンバーとする宮古地区流通対策推進協議会を設置し、産地偽装対策や台風、自然災害時の流通対策等について意見交換がされております。なお、来る3月26日には宮古島産マンゴーが拠点産地として認定されることから、特に拠点産地認定を受けている品目については、系統出荷の際、出荷箱等に宮古島産の表示をして出荷することが宮古島産としてのブランド化につながるということになりますので、その取り組みを強化してまいりたいと思います。  また、新しい市長はどのような販売戦略を考えているのかということでありますが、市長誕生してまだ2カ月ちょっとであります。具体的にその話は下地市長に申し上げておりませんが、できるだけ全国に知名度のある方をですね、ピックアップしまして、去年同様に宮古島産のマンゴーのPRができるように努力してまいりたいというふうに思っております。  次に、マンゴー輸送でありますが、今年のマンゴー生産量、400トンないし500トンの大幅で見込んでおります。年間500トンぐらいまでの輸送は特に問題ないと航空会社から伺っております。今後生産量が増えれば、対策を講ずる必要があることから、航空貨物便の就航も含めて、大型機の夏場の就航について要請してまいります。  次に、農業の振興でサトウキビの件でありますけれども、議員ご指摘のようにサトウキビは宮古島の生命線であり、宮古の宝であります。WTOの交渉結果によっては、非常に宮古島市にとっても壊滅的な打撃を受けるということはもうはっきりしておりますけれども、もしそういった最悪の結果が出た場合においては、きのうの答弁にも申し上げましたが、守るべきは守るというふうな立場から、このサトウキビ産業を守るために郡民の総決起大会など行動も起こしてですね、国のほうにも要請行動を展開すべきではないかというふうに考えております。 ◎市長(下地敏彦君)   新しいごみ処理施設について、予定地に建設するかしないかの判断はどこにあるのかというご質問でございましたが、予定地に建設するかしないか、これについては今知事意見が出ております。その知事意見に基づきまして、調査をこれから実施をいたします。したがいまして、この実施した調査の結果を踏まえて最終的に判断していきたいというふうに思っています。  ごみ処理施設を民間へ委託できないかという話につきましては、現在施設全体の維持管理は市が行っておりますが、焼却炉の維持管理は民間にお願いをしているところです。この方式が今後もいいというふうに今のところ考えております。  その他については、担当局長より説明させます。 ◎環境施設整備局長(長濱博文君)   上地博通議員の新ごみ処理施設での合わせ処理できないかということについてお答えいたします。  農業用廃プラなどと一般廃棄物の合わせ処理については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律で認められております。しかしながら、前提条件として、産業廃棄物の処理は排出者みずから行わなければならないと規定されております。また、市町村が所有する一般廃棄物の処理施設で合わせ処理する場合は、産業廃棄物処理施設のために必要な設備は国の交付金の対象にはなりませんので、市の単独で行うことになります。  それから、環境アセスメント調査の費用なんですが、環境アセスメントの調査については、調査に9,500万円ほどかかります。それから、その調査したものの解析、分析、まとめに3,500万円ほどかかります。これは、県の調査の方針が強化され、また各種の環境基本法、循環型社会形成推進基本法と、そして各種のリサイクル法、容器包装リサイクル法とか、そういうことの法律の環境基準が強化されたためであります。いわゆる環境保全には十分な措置をとるようにということであります。 ◆上地博通君   通告をして、うっかり質問を見逃しておりましたので、さらに追加をしていきたいと思っております。  行財政改革とか行政改革、これから宮古島をどうするかというのは、これはもう市当局、市長に託されたことですから、ぜひですね、市民の納得のいくような方法で、これだったら、例えば人数が、職員数が600人になってもこの体制だったらやっていけるというのが必ずどこかにあると思いますので、その辺の対策をとっていただきたいと、これはもう必ずやらなけりゃいけないことですし、いつまでもそれをまたやらないで済ませるわけにはいけませんので、早急にそれができるような体制をとっていただきたいと思います。  農業の振興についてでありますけれども、これは今までやっぱり宮古島産というのが、部長も先ほどおっしゃったように出荷用の箱に表示されずにですね、沖縄産と、全部JAおきなわの銘柄で出されていたということもありますけれども、マンゴーに関して言いますとですね、ほとんどがJAとかそういうところを通しておりませんので、全部宮古島産で統一といいますか、自分の農園ごとに箱が全部違っておりますから、それで宮古島産ということで出されてきた関係で宮古島産マンゴーの品質がみんなから認められてきたということはあると思うんです。これは別の野菜にも言えることでですね、アルカリ性土壌と酸性土壌ではそのつくったときの製品にというか、農産物にも差があるということが言われておりますので、これをですね、宮古島産の良さをPRするためにも、ぜひ宮古島産という表示ができるようなことを考えていただきたいと、これはもう前からのお願いですけれども、このことは絶対にやらなきゃいけないと思っております。それに、これから宮古島産マンゴーも、果物もいろんなのが出てくると思うんですが、だんだん、だんだん量的には増えてきます。そうすると、その量を、つくったのはいいけれども、値段が安くてどうにもならんということのないようにですね、販売戦略をしっかりと立てていかなきゃいけないと思いますので、その辺のことが行政でなければできないことが私はあると思っておりますから、ぜひ行政にはこの辺の手助けをしていただきたいと。言っているように、宮古島産のPR活動を行うのは、これは普通の民間業者がやるよりも行政がやったほうが効率もいいと思いますし、いろんなところに顔もきく、幅もきくと思いますので、その辺をしっかりと考えて取り組んでいただきたいと。去年は、幸い小泉純一郎元総理がですね、宮古島産のマンゴーを取り上げていただきましたけれども、今後こういうことが行われるかどうかは定かでありませんので、今後はぜひ自分の力でいろんなことを駆使してですね、そのことを行っていただきたいと思います。  ちょっと漁業の振興についての質問が抜けておりましたので、ここで行いたいと思います。今宮古島では、モズクや海ぶどう、それからアーサのですね、養殖が本格的に行われておりますけれども、モズクの場合にはですね、収穫をしても貯蔵にどうも苦労しているようであります。塩漬けモズクとしての貯蔵しか今できないような状況ですけれども、沖縄本島あたりでは冷蔵施設をつくりましてですね、この冷蔵施設で貯蔵をし、出荷調整が行えるということでありますので、宮古島でこれができればですね、出荷調整を兼ねて値段の暴落とかいろんなものが多分影響を余り受けずに済むんじゃないかと思いますし、その加工工場の誘致が可能になってくるんじゃないかと思っておりますけれども、その可能性として検討したことがあるのかどうなのかですね、この辺をお聞きをしたいと思います。それから、今後もし漁業として養殖事業が行われるとするならば、どういうことが可能性としてあるのか、どういう品目が出てくるのかということもあわせて答えていただきたいと思います。  観光産業の育成についてもお聞きしたいと思いますけれども、これからはただ見るだけの観光ではなくて体験することが主流だと言われておりますので、幸い宮古島には農業も漁業も歴史もあります。そこでお聞きをしますけれども、農業や漁業とですね、観光との連携をどのように考えていくのか。城辺の「さるかの会」がですね、その体験型ということで本土からの観光客、体験をするために農家の民泊をしているというようなことがありますけれども、こういうことが大々的に行われるのか、それをもしやるとしたら今どういうことが課題として残っているのかですね、この辺を示していただきたいと。それと、これから宮古島で非常に厳しいと言われている農業、いろんな一次産業を抜きにしてですね、可能性があるのは観光産業でありますけれども、この観光産業を育成するためにも観光協会の強化というのが必要だと思っておりますけれども、もし市長にですね、その観光協会を強化するいい妙案がありましたらですね、これもお聞きしたいと。それから、宮古の観光産業に対する市長の決意のほどもお聞きをしたいと思います。  それと、公共施設管理公社についてでありますけれども、これは伊良部だけに置いておくのは、せっかくの公社でしたらもったいないということで、本当に公園管理、いろんな施設の管理も行われるということが可能であるならばですね、ぜひこれは有効に活用していただきたいと。そうすることによって、今まで要するに業者に託して委託してやっていた公園管理も、それから荒れ放題になっている公園もきれいになるんであるならば、これは一石二鳥も可能性としてあるわけですから、その辺を考慮していただきたいと思いますが、これができるかできないかですね、はっきりしていただきたいと思います。  それと、ごみ処理施設の件についてでありますけれども、これは先程から市長もおっしゃっているようにいろんな問題がやっぱり出てくると。特にこの今の場所でやる場合に、環境アセスメントの調査とかいろんなものを行ってもですね、これをクリアして施設をつくるのに例えば膨大な予算がかかるという可能性が出てくると思うんですよ。これをクリアするためにどういう対策をとらなきゃいけないとかですね、こういうことが出てくると思うんですけれども、この問題をどのようにとらえているのか。やっぱり少々金がかかってもこの場所でやるという決断をするのかどうなのかですね。これはやっぱり市民の税金を使ってやるわけですから、この辺を真剣に考えていただかなければいけないと思いますし、これができるんであれば、大きな膨大な資金を使わずにですね、できるんであればいいんですけれども、これができないとなるとどうするのかですね、やっぱりその辺の基準をはっきりさせていただきたいと。これぐらいだったらもうこの場所は変更。ただ、場所を変更すると、どうしてもこれから時間がかかるということが言われておりますけれども、その辺のクリアをどうするのかも含めて検討しなきゃいけないことなんですが、しかしみんながやっぱり納得のいく場所が最終的には私は一番いい場所だと思っておりますので、その辺のことができるんであればそれを説明をしていただきたいと思います。  さらに答弁を聞いて再々質問を行いたいと思います。 ◎市長(下地敏彦君)   ごみ処理施設の建設場所については、先程お答えをいたしました。これから調査をするわけです。したがって、その調査結果を見て判断するというふうに先程も答弁いたしました。行政の手続としては、それが完了しない時点で場所を移す、移さないというふうなことは、申し上げることができません。これはやはり調査をして、その結果を見て、そしてまた地域の住民、そして議員の皆様方ともご相談しながら判断することになるというふうに思っております。  観光協会につきましては、やはり今の体制は非常に弱いというふうに思っております。具体的に観光協会からどういうふうにしてくれというふうな具体的な要望はありません。いろんな会合等での話はございますが、協会としての意見という形の取りまとめをしていただきまして、市として何ができるのか、それを検討してまいります。 ◎副市長(長濱政治君)   この公共施設管理公社は、もともと旧伊良部町時代に伊良部の公共施設の管理をさせるためにつくった公社でございまして、実際に職員の方々も地元の方々が採用されておりまして、現状のままでいきますと、宮古島本島の公共施設、例えば公園とかの維持管理、清掃、そういったものをさせるということになりますと、現時点ではですね、伊良部から通うという話になってしまうということが1つネックになるだろうと思っております。本人たちの意向もそれは考えなければいけないと思いますけども、ご提言の件につきましては、今後本人たちとも話をしながら、可能であればやっていきたいというふうに思っております。 ◎経済部長(上地廣敏君)   まず、養殖の件であります。モズクの貯蔵施設については、漁協へ確認をいたしましたところ、現施設で対応できるということから、施設の整備は現在考えておりません。加工施設につきましては、平成21年度に加工機械の導入、加工場の増設等を計画しており、これにより漁業経営の安定や魚価所得の向上を図ってまいります。  養殖事業をするとしたら何が考えられるかということでありますが、今後の養殖事業といたしましては、海ぶどう、いわゆるクビレヅタです、それからアーサ、ヒトエグサの養殖事業を推進してまいりたいと思っております。また、宮古島においては、大浦湾において西原漁業研究会によって昨年アーサの試験養殖が行われております。今年度は1月中旬から3月まで約3カ月間で5トンの生産に成功し、現在収穫して販売に至っております。今後は宮古島のブランド品として推奨させていきたいと考えております。  次に、観光産業であります。観光産業は、宮古島の振興発展を図る上で重要な産業であり、農業及び水産業と連携することによって多くの観光客を誘致できるものと考えております。現在城辺地区の農村部で取り組んでいる修学旅行生への民泊事業、いわゆる「さるかの会」の事業であります。他の地域でも展開して農村部を活性させることができるよう、宮古全体の活性化につながっていくものと考えております。また、水産業との連携は、現在ダイビング、沖釣り体験等が行われており、観光客と地元の漁業者が交流することによって、農産物及び海産物が宮古島ブランドとして全国にPRできることが期待できるというふうに思っております。 ◆上地博通君   いろんなことを申し上げてきましたけれども、これからの4年間、下地敏彦市長、長濱政治副市長を先頭にですね、宮古島市のかじ取りをしていかなきゃいけないと思っております。我々も今度10月には改選を迎えるんでありますけれども、新しい議員でですね、また宮古島市の再生に力をかすことができるもんだと、このように思っております。  最後にですね、所見を述べさせていただきたいと思います。伊志嶺亮市長から下地市長にかわって、ほとんどの市民が宮古島市はもっとよくなるだろうと期待をしております。職員の意識も変わりつつあります。私は、合併してすぐ職員のタイムカードがないことを取り上げて、時は金なり、時間を守るという意識改革が必要であると思うと、そのためにもタイムカードは絶対必要だということを言い続けてまいりました。くしくも市長がかわってすぐタイムカードが導入されるということになっております。この導入を決定したのは伊志嶺市長でありますけれども、しかし導入を新たにするのは下地市長ということになります。くしくもといいますか、その時期を得てですね、職員の意識改革も含めてやらなければいけないというときに下地市長があらわれてそれをやることになるということもあわせて考えると、やっぱりそういう時期に来たのかなと思っております。前市長の残した問題の後始末もまだまだ終わっておりませんけれども、新しく下地市長、長濱副市長を中心にしてですね、一致団結、宮古島市の発展のために頑張ってほしいと。きのうも嘉手納学副議長がですね、できるかどうかは気持ちの持ちようだと言っておりました。私も全く同感であります。なせば成る、おれたちにはできるんだという自信を持ってですね、取り組んでいただきたいというエールを送りまして、質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(下地智君)   これで上地博通君の質問は終了いたしました。 ◆山里雅彦君   質問に入る前にですね、私も私見を述べさせていただきます。  本市には数多くの事業が現在進められております。特にごみ処理施設建設、宮古病院新築移転、そして葬斎場建設などは、早急に取り組まなければならない重要な課題であります。特に環境モデル都市選定やエコアイランド宣言をした本市には、これらの事業達成のためにも一日も早い対応が必要だと思っております。それらの事業の早期の実現のためには、実施に当たっての市長の政治判断や決断が随所にこれから必要になると思われますが、場合によっては厳しい行政運営を強いられることにもなると思いますが、市長には強いリーダーシップを発揮していただいて、豊かで安心して暮らせる宮古島市実現のためしっかり頑張っていただきたいと思います。  それでは、通告に従いまして、私見を交えながら一般質問を行いたいと思います。重複する点もありますが、私なりに質問していきますので、しっかり答弁をしていただきたいと思います。まず初めに、施政方針と市長の政治姿勢についてお伺いします。1点目に、分庁方式見直しや組織機構の改革についてでありますが、前市政においては総括的な部分では年度を示しながら組織機構の見直しは進めてきました。その中で、分庁方式見直しや組織体制につきましては、職員数の削減を見据えて部、課の統廃合を進め、そして平成28年度までに職員数を約600名にしていきたいとのことでした。市長は、施政方針の中で、組織機構の改革については、市民のニーズに対応した効率的な組織運営と市民のサービスの向上を図るため、行政組織の改革を早期に実現しますとうたっております。組織機構の改革については、昨日の佐久本洋介議員に説明がありましたが、その中で農村総合整備課などと水産みどり課などの分離、見直しなどがありました。それらの見直しについてですね、いつ頃から始めるつもりなのか、具体的に示していただきたいと思います。分庁方式や組織体制等を見ながらの職員数の削減にもなるかと思いますが、市長は適正な職員数についてはどのように考えておられるのか、お伺いしたいと思います。  次に、下地島空港と周辺残地利活用についてお伺いします。今年10月、全日空が那覇空港を国際貨物ハブ空港としてアジアと日本をつなぐ国際物流の中継貿易や流通、加工などの航空利用計画を進めております。新しいターミナルも現在建設中ということであります。県もアジアゲートウェイ構想の推進にもつながる事業として全面的に支援していくようであります。下地島空港と残地利活用につきましては、宮古島市のこれまでの計画ではさまざまな提案がなされておりますが、具体的な事業の導入はされておりません。現在の取り組み状況はどうなっているのか、そして市長はそれらの計画についてどのように考えておられるのか、お伺いしたいと思います。  次に、宮古病院の新築移転についてお伺いします。我々宮古島市議会も本定例会において県立宮古病院をはじめ県立病院の地方独立行政法人化に反対し、地域医療を守り医療提供体制確保を求める要請決議を全会一致で可決しております。新年度施政方針の中で、県立病院の独立行政法人化への動きについては、市長は宮古圏域の安定した医療の確保に向け、関係団体と市民の意見を集約し、沖縄県に要請しますとうたっておりますが、その中で具体的な市長の見解が見えておりませんので、市長の独法化に対する考えをお伺いしたいと思います。それと、病院建設に伴って県からの財政的支援に対する要請書、要望書ですか、が来ているとお伺いしておりますが、その内容についても説明していただきたいと思います。  次に、葬斎場建設についてお伺いします。この事業は、平成23年度に供用開始ということで現在進められています。市長は、現在の建設場所や基本計画についてどのように考えておられるのか、お伺いしたいと思います。  次に、ごみ処理施設建設については、先ほど上地博通議員に答弁がありましたので、割愛します。  次に、図書館建設についてお伺いします。市長は、新図書館建設につきましては、用地も含めて建設計画の見直しも考えているようですが、これまでの計画では、カママ嶺公園内に合併特例債を利用して事業費16億円、2013年開館ということで取り組んできております。そこで、お伺いします。市長は、図書館は建設するおつもりなのか、しないのか、もし建設するんであればどういう方針で進められるのか、建設場所、完成年度、事業費等について市長の見解をお伺いします。  次に、健康ふれあいランド事業についてお伺いします。本事業につきましては、定例会中に公園整備事業の補助金返還問題について動議の提出を受け、緊急質疑が行われております。その中で市長は、市が行うすべての事業で不正があってはならない、議会終了後なるべく早く職員懲戒分限審査委員会を立ち上げたいと述べておられました。その点については同僚議員から質問があると思いますので、私は健康ふれあいランド公園整備事業計画全体について質問したいと思います。所期の計画では、修学旅行生の誘致や、今の時期で言いますとJA関係者や年配の方々に来ていただいて、温かい宮古島の自然と触れ合いながら宿泊施設や観光施設でゆっくり過ごしていただき、来たときよりますます元気になって帰っていただくことが当初の事業のあり方だと思っております。これまでの説明では、公園周辺に宿泊施設などの企業誘致を進めていきたいとのことでしたが、現在どうなっているのか、そして宿泊施設の整備されていない健康ふれあいランド事業に対し、市長はどのように考えておられるのか、お伺いしたいと思います。  次に、県営公園誘致につきましては、棚原芳樹議員に答弁がありましたので、割愛しますが、市民の健康増進や本市の活性化にもつながると思いますので、しっかり取り組んでいただきたいと思います。  次に、パイナガマ公園事業についてお伺いします。これまでは、本市の財政状況からすると今後の事業計画の見直しが必要であるということで、年度の予定事業を少しずつ規模縮小しながらこれまで進めてきました。現在の状況では、パイナガマ公園事業はいつ完了するのかわからない状況が続いております。そこでお伺いします。パイナガマ公園事業はいつから始まり、いつごろ終わる予定なのか、そして事業費はこれまで幾らかかったのか、用地費や物件補償費、工事費、進捗状況について説明していただきたいと思います。  次に、環境モデル都市選定についてお伺いします。環境モデル都市選定と言われましても、大半の市民はかなりわかりづらい面があると思います。どのような事業でどのように生かされ、そしてどのように進められるのか、そして本市にどのようなメリットがあるのか、事業達成については当然市民の協力が不可欠だと思いますが、市民の皆様にわかりやすく説明していただきたいと思います。  次、観光行政について。1点目に、修学旅行誘致や受け入れ状況についてお伺いします。今年熱帯植物園内に体験工芸村がオープンの予定であります。そして、健康ふれあいランドも今のところ宿泊施設はありませんが、完成前であります。そういった宮古島市の施設を生かすためにも、修学旅行誘致は大事なことでありますが、現在の取り組み状況についてお伺いしたいと思います。また、それらの受け入れ状況についても説明していただきたいと思います。  次に、体験滞在交流促進事業についてお伺いします。これからの観光地は、多くの議員の皆様がおっしゃっているように観光客誘致という面では体験メニューが不可欠ということで、体験滞在型滞在交流促進事業があるということですが、その事業説明と取り組みについてもお伺いしたいと思います。  教育行政についてお伺いします。1点目に、西辺小学校プール建設についてお伺いします。市長は、宮古島市立の小学校でプールが整備されていない小学校は何校あるかわかりますか。来間小学校と西辺小学校の2校だけであります。困りますよね。西辺小学校の子供たちは、プールの時間になると宮島小学校など何校かにお願いして使用させてもらっている状況が現在続いております。これまでは、学校敷地内に整備スペースがないということで建設は見送られてきました。現在西辺小学校では校舎改築中で、敷地もコンパクトに整備され、プールの整備スペースもでき上がっております。プールの建設計画についてお伺いしたいと思います。  次に、沖縄県対米請求権地域振興事業についてお伺いします。本市の対米請求権地域振興事業の今年度の事業内容について説明していただきたいと思います。そして、今年度沖縄県対米請求権事業協会が行っております学力対策支援事業についての説明と取り組みについてもお伺いしたいと思います。  次に、漁業行政について。1点目に、真謝漁港の施設整備についてでありますが、宮古島市の管理漁港で水道施設がないのは真謝漁港ただ一港ということでこれまでも質問してきました。7億1,000万円余りの地域活性化・生活対策臨時交付金で整備されるものだと期待しておりましたが、21の臨時交付金事業の中には見事に入っておりませんでした。本年度漁村再生交付金事業で整備予定されております防暑施設の現在の状況と水道施設の取り組みについて説明していただきたいと思います。  2点目に、水産養殖事業、モズク、海ぶどう、アーサ、ヒトエグサですね、の生産支援、販路支援についてお伺いします。まず初めに、モズク養殖についてでありますが、1月末から一部の地域で収穫が始まっております。品質的には申し分ないが、市場の取引価格が低く、今後の高値取引に期待していると漁師の皆さんは言っております。海ぶどうについてでありますが、先日沖縄本島の恩納村に行く機会がありました。外観だけではありますが、平良隆議員の説明で見ることができました。びっくりしました。体育館のようなですね、大きな施設が幾つも連なっているのにはびっくりしました。アーサ、ヒトエグサについては、今年から本格的に大浦湾で養殖が始まっております。収穫はしているが、何分初めてのことなので、販売網が確立されていなく、厳しい状況であるということであります。そこで、お伺いします。水産養殖事業の生産支援、販路支援についての本市の取り組み状況を説明していただきたいと思います。  環境行政についてお伺いします。環境保全対策事業についてお聞きします。環境保全課の事業は、ある意味現在の宮古島市の事業の中で最も重要な事業の一つであると私は思っております。狂犬病予防対策事業など数多く事業ありますが、その中で新年度の環境保全対策事業を具体的に説明していただきたいと思います。  以上、答弁を聞いて再質問を行いたいと思います。 ◎市長(下地敏彦君)   組織機構の見直しをいつからやるのかと。畜産課の新設、それから水産みどり課を分離するという話、農村総合整備課を分けるという話については、4月1日から実施をいたします。  それから、職員の適正な数はどれぐらいかということですが、大体人口規模が同じ市を調べてみますとやっぱり600名程度かなというふうに思っておりまして、現在1,000人前後でありますから、それを600名にならしながら適正な規模に持っていきたいというふうに思っております。  次に、下地島空港とその残地の利活用についてであります。市は、昨年3月に下地島空港等利活用計画書を策定いたしまして、沖縄県に提示してあります。この計画について、現在県と市で構成する下地島空港残地有効利用連絡会議そのものとその下部組織である専門部会ですが、おいて、その専門部会でこの計画書を今県と検証しております。それをしながら、具体的な利活用の方法について論議を進めているという段階であります。今後とも、この計画を踏まえて県、それから関係機関と連携を図り、下地島空港の機能を活用した事業の推進と空港周辺公有地の開発促進を図ってまいりたいと思います。  図書館の整備についてであります。新しい図書館の整備については、新築整備の方針で基本計画、建設計画がこれまで策定をされております。しかしながら、建設予定地についてはまだ決定していないという状況にあります。図書館は、図書資料や利用者へのサービス、そしてソフトが大事であると考えていますので、その部分の充実が図れるよう、現在ある市の既存施設の利用も含め、改めて検討してまいりたいと考えています。そのために、新たに庁舎内に図書館整備検討委員会を設置し、建設場所の選定、そしてそれに基づく建築計画等を策定してまいりたいと考えております。  環境モデル都市についてであります。環境モデル都市は、今後我が国が目指す低炭素社会の姿を具体的に示すため、温室効果ガスの大幅削減など高い目標を掲げて先駆的に取り組んでいる都市を選定し、その実現を支援するものであります。本市が目指す環境モデル都市は、本市の特徴、これまでの取り組み実績を生かし、地産地消による循環型社会を市全体で構築しようとするものです。CO2排出削減を2050年までに70%以上とすることを目指しています。行動計画では、サトウキビ等による自給自足のエネルギー供給、太陽光、風力、バイオマスによる自給自足の自動車エネルギーの供給、太陽と市民のエネルギーを活用したエコアクション等を考えております。  残りについては、担当部長から説明させます。 ◎福祉保健部長(譜久村基嗣君)   まず、県立病院の新築に伴いまして、その質問の中で独立行政法人の話が出ましたので、お答えいたします。  そのことについては、昨日與那嶺誓雄議員のご質問にもありましたけども、市長がお答えしたとおりでありますが、県立病院の独立行政法人化については、現在最終的な取りまとめを行っているところであります。県は、独立行政法人化については、今後3カ年間の実績を見て、離島市町村に負担がかからないよう対処していくとの考えを示していることから、県の動向を注視し、対応してまいりたいと考えております。  次に、環境保全対策事業についてでありますが、その事業、今年度はどういった事業を予定していますかという趣旨の内容であったと思います。平成20年度の環境保全対策事業の内容は、不法投棄の撤去と監視カメラの設置及び道路植栽ますの整地と花卉植えつけ事業などを実施してきました。平成21年度においては、平成20年度の事業に加え、新たに家電リサイクルに伴う市民の負担軽減と不法投棄防止を図るため、沖縄本島までの輸送費の補助を予定しております。なお、新年度における環境保全対策事業については、国の地域活性化・生活対策臨時交付金を活用してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎経済部長(上地廣敏君)   まず、健康ふれあいランド事業でありますが、この事業は、農村地域に活力を与え、産業の活性化を図ることを目的に公園整備を進め、今年度で公園整備は完了いたします。当初の計画に比べて公園整備は縮小されておりますが、今後は健康や交流の活動の場として有効利用されるものと期待をいたしております。また、地域の自治会は周辺地域の利活用法を検討しており、その中でグリーンツーリズム、エコツーリズム、ブルーツーリズム等観光と農漁業が連携した体験型のツーリズムを検討してまいります。ご質問の宿泊施設の現状はということでありますが、当初予定いたしておりました企業が現在計画を中止している状況にあります。  次、修学旅行生の受け入れ状況でありますが、宮古島への修学旅行は右肩上がりで増えてきていることから、地域のありのままの姿を通して地元と学生が交流する魅力ある地域として誘致活動を積極的に実施していきたいと考えております。平成20年度において宮古島市への修学旅行に訪れた学校は、中学校2校、高校25校の約6,000名で、関西からの修学旅行生が9割を占めているという状況にあります。  次、体験滞在交流促進事業でありますが、この事業は平成17年度から平成18年度までの2年間、農漁業、郷土文化生活、伝統工芸を観光客に体験させるための指導者を育成するとともに、観光客にその実体験をさせるものであります。2年間で89人がこの研修を受講しており、体験型修学旅行等の受け入れに取り組んでおります。  次、真謝漁港の施設整備でありますが、真謝漁港の水道施設につきましては、漁港区域外から水道管を導入することとなることから、該当する補助事業がありません。そのため、平成22年度で市の事業として実施できるか検討いたします。防暑施設につきましては、平成21年度において委託業務を発注し、8月ごろの建設着手、11月ごろの竣工を予定いたしております。  次、水産養殖業でありますが、養殖された海藻の生産、販路の支援については、農商工連携事業での支援や地域活性化臨時交付金による機械設備の充実により、既存商品の改良、新商品の開発研究、流通販売の拡大等を行っていきます。また、国庫補助事業である漁村再生交付金により、漁場の低質改善や岩壁防暑施設整備、集出荷施設整備を行って水産養殖物のさらなる増産や品質向上を図ってまいります。 ◎建設部長兼地域戦略局長(與那嶺大君)   初めに、パイナガマ公園事業の計画についてのご質問でございます。パイナガマ公園事業につきましては、事業認可の事業期間が平成8年度から平成22年度、面積が8.9ヘクタール、総事業費が25億2,284万円で事業認可を受けてございます。平成20年度までの進捗率が47.5%、事業費で11億9,879万5,000円となってございます。その内訳で、用地及び物件補償費で9億3,746万5,000円、工事費で1億6,292万2,000円、測量試験費で3,010万4,000円、事務費で6,830万4,000円、合計11億9,879万5,000円でございます。  次に、宮古病院の新築につきまして、沖縄県のほうからどのような支援要請が来ているかというご質問でございますが、昨年の10月16日付で沖縄県の病院管理局長から宮古島市長あてに要請文が届いてございます。その内容につきましては、新築に係る財政的な支援、新築の経費の一部負担ですね、それから病院の運営に要する経費の一部、上下水道料金等の減免、2番目に一次救急医療の運営のための支援の経費、これは人員派遣と材料経費の一部負担でございます。それから、地域連携の強化を図るための支援、この要請は例えば院内に社会福祉士・保健師、こういった人員を派遣、配置してほしいとの要請でございます。その他としまして、隣接する公園の駐車場もしくは関連施設の使用の要請等が昨年の10月に届いてございます。
    ◎教育部長(長濱光雄君)   西辺小学校のプール建設についてでありますが、合併当初は平成21年度に整備をしたいという計画をしておりました。しかしながら、国の耐震基準の見直しによりまして、校舎の耐震化を優先しなければならなくなりました。つきまして、平成19年度に当初計画を見直しまして、校舎と体育館の改築を優先して進めているところであります。そのために、小学校のプールにつきましては平成28年度を計画したいということにしてあります。ご指摘の早期建設でありますけれども、財政上の問題もありますので、財政当局と協議をしながら検討してまいりたいと思います。 ◎環境施設整備局長(長濱博文君)   山里雅彦議員の葬斎場の建設場所と基本計画についてお答えいたします。  葬斎場の建設場所については、予定どおり株式会社ミヤコン北側、山川地区で建設を進めてまいります。基本計画の中身につきましては、敷地面積を9,600平米、地上2階建て、建設面積は2,230平米、延べ床面積は1,780平米、主要組織として火葬部門、管理部門、待合部門であります。 ◎教育部長(長濱光雄君)   沖縄県対米請求権地域振興事業でありますが、この事業は、沖縄県対米請求権事業協会が平成21年4月から実施予定の事業でありまして、教育環境に恵まれない子供たちに均等に教育の機会を与え、学力向上を通して人材育成を図ることを目的に行われます。平成21年1月に同協会より教育委員会に対して事業実施の依頼がありました。委員会といたしましては、各小中学校に関係文書を配付し、周知いたしましたが、希望する学校がございませんでした。 ◆山里雅彦君   再質問を行いたいと思います。初めに、分庁方式見直しや組織機構の改革についてでありますが、極端な話ではありますが、一年でも早く総合庁舎方式にすることが、組織機構の改革や適正な職員数にもつながっていくんじゃないかと思いますが、先ほど上地博通議員がおっしゃったように3年後とか5年後とかですね、7年後を考えていただきたいと思います。これについては答弁は要りません。  次に、下地島空港と周辺残地利活用についてでありますが、アジアゲートウェイ構想を踏まえた沖縄県の取り組み方針も策定されております。あらゆる方面の戦略的な部分を探りながら、具体的にどのような構想になるのか、いろんな形でつなげていただきたいと思います。橋ができてからでは遅いです。  宮古病院新築移転については、県から運営費などの財政支援要望書がありますが、財政状況が非常に厳しい中でどう対応していくつもりなのか、もう一度お伺いしたいと思います。ここに宮古病院整備基本計画の案があります。その中でですね、1点だけ読み上げて、1点だけ質問したいと思います。前段では、病院の役割や機能とかですね、後ろのほうでは建物の配置などがあります。その中で、きのう市長が答弁されていました建物の構造、床面積、各階セクションの配置図とかですね、病院の開院予定とかいろいろありますが、その中で1点だけ読み上げて質問したいと思います。整備費の抑制についてでありますが、「新病院の整備に当たっては、将来的な企業債の元利償還金及び減価償却費負担の軽減を図る観点から、整備費を必要最小限に抑制するよう努めることとする。その際、新病院が果たすべき役割を踏まえ、必要な機能を確保する必要があるが、こうした要因から特に割高となる部分を除き、民間病院並みの水準の整備費で改築を行うものとする。また、整備費のみならず供用開始後の維持管理費の抑制を図ることにも留意して整備を行うこととする。そのため、新病院の整備に関しては、民間病院の整備で実績のある特定非営利活動法人医療施設近代化センター等の専門機関と顧問契約を締結し、限られた予算の範囲内で高品質の病院建築を行うこととする」ということであります。この限られた予算というのはですね、市長は仲井眞弘多知事と親交がかなり深いですよね。当初100億円近くの予算ということで聞いておりましたら、最近は二十数億円となるという話を聞いております。これを見る限りですね、もっと増えているんじゃないかと思います。それで、市長にですね、この限られた予算、多分内々に知事からお聞きしていると思いますので、その点についてもお伺いしたいと思います。  葬斎場建設につきましては、これからも周辺地域の皆様と合意の上で事業は進めていただきたいと思います。  図書館建設については、市長がおっしゃるように市民への資料提供や子供たちの学習の場、情報センターとしての役割を担っております。既存の施設も含めて、図書館建設につきましては慎重に取り組んでいただきたいと思います。  健康ふれあいランド事業についてでありますが、宿泊施設等がないと当初の事業目的が達成されなく、どこにでもあるような維持管理費など委託料だけが発生する普通の海辺の公園になりかねません。その点についてもしっかり取り組んでいただきたいと思います。  次に、パイナガマ公園事業計画につきましては、平成22年度に事業の再評価にかかるということで、再評価委員会の意見を踏まえて検討をしたいとのことですが、市長はパイナガマ公園事業に対し規模縮小等も含めて現在どのように考えているのか、もう一度お伺いしたいと思います。  環境モデル都市選定については、環境保全対策や温暖化対策等に対しさまざまな分野で優先的に予算がいただけるということでありますので、本市が目指す資源循環型社会の実現のためにもしっかり取り組んでいただきたいと思います。  修学旅行誘致や体験滞在交流促進事業についてでありますが、数多くの体験型修学旅行の取り組み、プラン等が実施されているようでありますので、これからも頑張っていただきたいと思います。そして、体験工芸村、健康ふれあいランド公園なども大いに利用してもらえるようにしっかり取り組んでいただきたいと思います。  西辺小学校プール建設についてでありますが、市長の重点施策の中にも、本市の将来を担う子ども達の「生きる力」を育成するため、確かな学力、豊かな心、健やかな身体を育む必要があるとうたっております。教育環境、教育施設の充実こそが、市長が言う健やかな身体を育むことができると思いますので、プール建設についての、本当に平成28年度でいいのか、市長の見解をお伺いしたいと思います。  次に、沖縄県対米請求権地域振興事業についてでありますが、沖縄県対米請求権事業協会が進めている学力対策支援事業は、沖縄県の学力が全国で最下位、学習環境の低下を踏まえての事業だと伺っております。県も今後の対応策については研修会等も開催しており、本市の教育委員会も全国学力調査から見える各学校の実態に応じた取り組みを指導、助言していると伺っております。同協会が助成する学力対策支援事業は、本市にとってもありがたい事業だと思いますので、取り組んでいただきたいと思います。  真謝漁港の施設整備につきましては、県管理漁港、宮古島市管理漁港、唯一上水道が整備されていないのは真謝漁港だけであります。西原の伝統行事である海神祭、子供たちの課外授業、体験学習でも利用されております。施政方針でも重点施策の中に水産業の振興がうたわれております。もう一度真謝漁港の水道施設整備について市長の見解をお伺いします。費用対効果だけを考えると、いろんな事業で市民にサービスは提供できないと思いますので、その点も勘案していただきたいと思います。  次に、養殖業の支援についてでありますが、販路開拓も重要ではありますが、地産地消も大事なことでありますので、市の給食センターや宿泊施設など消費できる分は地元企業にも働きかけてみてはいかがでしょうか、お伺いしたいと思います。  次に、環境保全対策事業につきましては、環境省の新年度……中でも不法投棄されたごみや漂流・漂着ごみの処理事業も示されております。本市も観光産業振興の面でも…… ○議長(下地智君)   山里議員、時間でございます。 ◆山里雅彦君   答弁を聞いて質問を終わりたいと思います。 ◎市長(下地敏彦君)   たくさんの再質問がありましたけれども、その中から私がお答えするものをしておきたいと思います。  宮古病院の建設費幾らかというのを聞いているかということですが、現在県はですね、今先ほど提示しましたように宮古病院整備基本計画案を提示して地元の住民の意見を聞いている段階であります。その意見の中で、面積をどうするか、施設をどうするか、そして診療科目はどうするかというのもみんな聞いているわけです。したがって、それを聞いて最終的な考え方がまとまらない限りどんな感じの病院というのが決まらないと思いますんで、予算額については今のところ承知しておりません。  それから、西辺小学校のプールについてでございますが、学校の校舎、西辺小学校の校舎、それから体育館、これが非常に古くなっているということで、どちらを先にするかということで、校舎と、それから体育館の建設というのを今やっている最中であります。したがって、これが終わってからというのが今の考えでありまして、これはご理解をいただきたいというふうに思っております。  それから、パイナガマ公園についてでございます。パイナガマ公園の整備につきましては、議会から規模の縮小に関する意見がございました。同事業は、事業の再評価を実施する事業に該当いたします。平成22年度に再評価委員会の意見を聞き、その扱いについてはどうするかを決めてまいりたいというふうに思っています。 ○議長(下地智君)   これで山里雅彦君の質問は終了いたしました。  午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は2時から再開いたします。  休憩いたします。                                     (休憩=午前11時38分)  再開いたします。                                     (再開=午後2時00分)  午前に引き続き一般質問を続行いたします。  順次質問の発言を許します。 ◆平良隆君   昼一番で眠気がする時間帯でございますけれども、しばらくの間おつき合いをしていただきたいと思います。私も私見を交えながら質問をさせていただきたいと思いますので、どうぞ市長を初め当局の皆様方よろしくお願いをしたいと思います。  下地敏彦市長におかれましては、去った1月25日の市長選挙におきまして、多くの良識ある市民の圧倒的な支持を受けて大当選をなされております。改めておめでとうございます。市長に当選なされてからもうはや2カ月がなろうとしております。今や市長としての実感もわき、また責任の重大さもしみじみ感じている今日このころだと思いますが、いかがでしょうか。また、長濱政治副市長におかれましては、今定例会の初日におきまして、まれに見る議会全会一致の同意のもと同意されて副市長に就任をなされております。本当におめでとうございます。これからまた下地市長のすばらしい女房役として、ぜひ下地市政のために一生懸命頑張っていただきたいなと思っております。下地市長も、当選と同時に休む暇なく市長に就任をなされております。就任と同時に平成21年度の予算編成に当たっておられます。私が非常にすごいなと思ったのは、今回の予算編成の中で非常に下地カラーを強く打ち出した予算編成になっております。さすが行政のプロじゃないかなと思っております。特に公約なされたいろんな政策事業についても、わずか1カ月足らずの就任で新しい市の予算に盛り込まれております。特に敬老祝金の復活、この件については私も何回も伊志嶺亮市政にお願いをしてきたわけでございますけど、なかなか認めていただけなかったという経緯がございまして、今回この敬老祝金を復活させた下地市長にですね、心から感謝と御礼を申し上げたいなと思います。特に敬老者の皆様方も本当に喜んでいるもんだと思いますので、これからもぜひ老人福祉のためにまた頑張っていただきたいなと思っております。  それでは、質問に入っていくわけでございますけども、私は市長の施政方針について質問をさせていただきたいと思います。市長は、環境に優しく、健康で活力あるまちづくりをキャッチフレーズに施政方針を述べられております。大きく3章に分けて述べられているわけでございますけども、私は第1章の市政運営にあたっての基本的な考えについて中心にして質問をさせていただきたいと思います。市政運営にあたっての基本的な考え、重要課題といって6つの項目を掲げておられるわけでございます。先程来多くの議員の皆様方も、この施政方針についても質問をなされているわけでございますけども、私も質問をしていきたいと思います。  第1に、職員の意識改革についてでございますけども、この職員の意識改革というのは非常に重要課題だと私も思っております。やはり職員の意識改革なくしては宮古島の再生はないと言っても、これは過言ではないんではないかなと思っております。これだけにやはりこの職員の意識改革というのは、多くの市民も望んでおられることだと思っております。市長も、この意識改革については、リーダーシップを発揮してやはり意識改革に努めていきたいということもおっしゃっております。これまでもこの職員の数々の不祥事というのも、不祥事、不正行為、事務ミスという要因も、やはりこういう服務規程とか法令遵守を守らないというのも一つの要因ではありますけども、しかし職員の皆様方のこの仕事に対する緊張感、また危機感、また市の公僕としてのこの使命感が欠けているからこそ、いろんな不祥事が起こってきたんではないかなと思います。やはり職員のこの意識改革をするためにはやや時間がかかるだろうと思いますけども、ぜひやはり改革しなけりゃならない大きなこれ課題でございます。この意識改革するためには、下地市長がやはり強いリーダーシップを発揮してこれは努めなければならないことだと思っておりますが、市長はいろんな面で指導し、意識改革したいとおっしゃっております。この件についても市長のお考えをお聞かせ願いたいなと思っているところでございます。  次に、財政健全化についてお聞きをしたいと思います。本市の持続的発展というのは、やはりこれは財政の健全化であると私も思っています。これは、市長もそのように思っておるようでございます。そういうことで、今我が宮古島の財政状況というのは大変厳しい財政状況ではないかと私は思っております。今回の予算編成見ても、やはり自主財源が17.5%、非常に低いわけでございます。恐らく沖縄県11市の中でも大変低いほうではないかなと思っております。また、歳出のほうを見ても、やはり経常経費、これ義務的経費と言ってもいいんではないかと思いますけども、これが65.4%、経常収支率の90%なんですね。このような状況では、我が宮古島のですね、やはり持続的発展はないんではないかと。早急にやはりこの財政の健全化を図っていかなければならないと私も思っています。そのようなことで、市長もやはりこの財政の健全化についても一生懸命頑張っていきたいというようなことをおっしゃっておられます。その点についてもまた市長のご見解を賜りたいなと思っています。  続きまして、経済活性化と雇用の促進についてでございますけども、我が宮古島市はですね、公共事業の減少によって非常に経済が悪化しておりまして、失業率も大分増加して、非常にこれが大きな社会問題になっているのは当然皆様方もご承知かなと思っております。市長は、この施政方針の中で、経済の活性化についてはもう特効薬がないということをおっしゃっております。しかし、経済を活性化しなければ宮古の発展はこれはないわけでございます。ぜひこの経済の活性化についてはですね、やはりスピーディーにやっていただきたいと思います。僕は、いろんなことがあろうかなと思っております。市長は、当然農水産業の振興を図りながら観光産業の振興をじっくりと図っていきたいというようなことでございますけども、しかしじっくりはしておれないと私は思っておりますので、ぜひその点についても市長のお考えを聞きたいなと思っています。  次に、国民健康保険税についてでございますけども、この件については、市長は6月の定例会でこの負担軽減をしていきたいと、税率改正していきたいというようなことを言っております。私は、この健康保険税というのはですね、徴収率を上げない限りは、いつまでも厳しい運営になっていくんではないかと私は思っています。当然これ軽減するに当たっても、これはもう一般財源からの補てんでございまして、それを補てんするということは、やはり一般財源が若干使い道が少なくなるということですから、この今までペナルティー、92%の徴収率を上げることによって8,000万円というですね、交付金がおりてくるわけなんですよね。これまで旧平良市合わせて10年間恐らく達成をしていない。そのための私はこれ国民健康保険事業の赤字になっているんではないかと思っています。今九百何十名の職員がおります。本来だったら、この宮古島の状況では600名が適正と言われておりますので、その方々を有効に利用してですね、私はこの保険税の徴収に当たらせればですね、私は92%はすぐ徴収できて8,000万円という普通調整交付金を受けることができるんではないかと思いますけども、その点についてもお聞かせ願いたいなと思っているところでございます。  続きまして、事業の見直しについてお聞きをしたいと思います。私は、根間地区とパイナガマ公園についてお聞きをしたいと思いますけども、恐らく新しい市長もこの状況というのは知っていると思いますけども、最初根間地区についてお聞きしたいんだけども、この地区においてももう毎議会でですね、いろんな面で指摘をなされております。特にこの根間地区事業というのはもう平成16年から始まっておりましてですね、土地区画整理事業はもう平成19年度で終わっております。これがもう12億2,900万円余のですね、事業費が費やされて今の状況でございます。あの状況で本当にこの事業はよかったのかどうか、多くの市民が大変不信と疑問を持っているこの事業ではないかなと思います。何せこの区画整理事業の目的というのはですね、安全・安心居住環境の整備なんですよね。だけど、ここの工事のほとんどがもう物件補償でですね、立ち退きしてだれも住んでいる人はいないんですよね。本当にこの事業がですね、その目的なのか非常に疑問に思って、これ終わっている事業なんですけども、これはもうしようもないと思うんですけども、しかしこういうところまで考慮してやっぱりこの事業の見直しをやっていかないといけないんじゃないかなと私は思っています。特に今回また新しい事業、下里・西里地区のですね、まちづくり交付金でまた公園と集客交流施設を建設するというようなことを今おっしゃっております。平成21年度もですね、もう1,000万円余りのですね、予算がこの事業費に計上されております。この事業の目的、商業の活性化なんですよね、またこれも。これ十分ですね、市長、これは精査していただいて、この事業を見直していかなきゃならないんじゃないかなと私は思っているわけでございますけども、市長のお考えをお聞きしたいなと思っております。  次に、パイナガマ公園についてでございます。このパイナガマ公園についても本当にいろんなことがありましてですね、多くの議員からも事業の見直し、当然凍結とか縮小ということをですね、求めてこれ特別委員会まで設置されて議論をなされておりますけれども、しかしこれまでのこの当局の答弁によりますと、やはり予定どおりこの事業を進めていくというようなご答弁をなされております。当然市長もこの件についてはいろいろ精査なされていると思うんですけど、本当に市民が納得できないようこともやっておられるし、立ち木補償なんかいうのも、本来やったら土地を買ってから補償するこれ補償なんですけども、これを補償はやったんだけども、その土地をまだ購入されていないという状況ですね、この計画を進めているわけなんですね。また、非常にこの地域、土地の値段が高い。平米当たり3万4,000円だか5,000円ぐらいする土地なんですね。ここにはまた約2万4,000平米ぐらいの農地があるわけでございます。そういったことをいろいろ考えたらですね、やはりこの公園事業もですね、縮小するか凍結するかしなければいけない事業だと思っています。都市公園事業をやることによって本当にもう宮古島の財政状況が圧迫されているのは、これ間違いないと思っております。この事業というのは非常に、2分の1補助事業と言われておりますけども、その中には単独事業があるわけでございまして、これを合わせたらこれ2分の1事業じゃなくてですね、恐らく3分の1補助事業になるんではないかと。やっぱりこういう効率の悪い事業をやっていたらですね、これからも我が宮古島のこの財政を圧迫してですね、厳しくなっていくことだと私は思っておりますので、その辺も十分精査をなされて、市長は先程再評価委員にかけて、それで検討していきたいというようなことでございますけども、この再評価委員のですね、この委員の意見書というのを1回見せていただいたことがあるんですけども、1人だけ前の再評価委員のこの議事録を見ると、たった1人のことでこれをまた事業継続するという結論を出したというようなこともありますので、その辺も十分ですね、考え、また精査していただきまして、この事業の見直しができないかどうかですね、お聞きをしたいなと思っております。  次に、上野地区にある焼却炉の撤去についてでございますけども、この焼却炉は昭和59年ですね、恐らく旧城辺町、旧上野村、旧下地町、この3自治体ですね、つくった施設でございまして、昭和59年に供用開始が始まって、恐らく平成14年で閉鎖をしております。やはり二十数年間使われたこれは焼却炉でございましてですね、非常にダイオキシンの問題、この対策、特に法の施行によってですね、やはりこの改修には大きな予算がかかるということでですね、そのままほったらかしてある状況でございますけども、この焼却炉の撤去というのはいつごろ予定をなされているのかどうか。また、当然これ長年使った焼却炉でございますので、そこには有害物質とか、そういうのが飛散したり残留している可能性もあると思いますが、その点についてもお聞きをしたいなと思っているところでございます。  次に、上野の資源リサイクルセンターについてお聞きをしたいと思います。この施設というのは、当然これはもう旧上野村が計画をしてこれはつくられた施設でございまして、合併後ですね、完成をしまして、恐らく平成18年6月ごろからですね、試験的な運転がなされて、平成19年度からこれは本格的に稼働しているんではないかなと思っております。最初は、この原料の供給が心配なされていたわけでございますけども、こういうのを順調にですね、運営をしているのかどうか、それもお聞きしたいと思います。また、ここでは生ごみも処理していると聞いております。大体1日1トンぐらいの処理能力のある生ごみ処理機だと聞いておりますけども、この処理状態どのようになっているのかですね、その点についてもお聞きをしたいなと思っています。  次に、農水業の振興についてお聞きをしたいと思います。海ぶどうの振興策についてお聞きをしたいわけでございますけども、この海ぶどうについてはですね、前の経済部長、宮國泰男部長がですね、音頭をとってこれは推進した事業でございまして、非常にこの事業はこれからの水産業として有望だということを言っておられまして、非常に伊志嶺亮市政でもですね、これが重点施策ということで3年間施政方針でうたってきた経緯があるわけでございますけども、しかし何ひとつこの振興策が図れなかったということで、私も文句言ったときもあったわけでございますけども、しかし今回は、今回の施政方針の中でも重点施策ということにもこの海ぶどうの振興策のっておりません。この産業というのはもう余り将来性がないから、これからは振興策として、重点施策としてもうできないということで、今回施政方針の中にもうたっていないかどうか。もしですね、これからこの振興策を行っていくとした場合には、どのような振興策をしていかれるのか。今この海ぶどうを営んでいる方々が大体高野漁港で6業者ぐらい、上野、久松、伊良部とあるんですけども、なかなかもう当時、これは四、五年前にほとんどみんな始まっているわけでございます。伸びていないですね。先程山里雅彦議員からも恩納村の話があったんですけど、本当にもう今沖縄本島では恐らく宜野湾にはあると思うんですけども、大きな補助事業でですね、この振興策を図っているんですよね。当然水産業についてはやっぱり市長が詳しいかと思いますけども、今後ですね、本当にこれ有望産業ともし考えておられるんだったらですね、どういう振興策を図っていかれるのかですね、お聞きをしたいなと思っています。  次に、嘉手苅アガリカタ地区のほ場整備事業なんですけども、この件については恐らく今の経済部長、上地廣敏部長がですね、十分これまでの経緯についてはおわかりかと思っております。この地区というのは、旧上野村と旧下地町の境界線にありまして、地権者が旧上野村の方、地番が旧下地町なんですね。それで、平成3年当時から旧下地町に何回もこれはもう要請をしたんですけども、なかなかやっていただけないという状況ですね。非常に旧上野村というのはほ場整備率の高い地域でですね。今恐らく96%の達成率をしているんじゃないかと思いますけども、この地域であるんですけども、なかなかやっていただけないいうことでですね、この地権者の方々からいろいろと苦情も出た経緯があると思います。この事業を、何回もご質問しておりますけども、平成21年採択したいというようなご答弁をなされておりますけれども、なぜ私がこういう質問をしているかといいますとですね、今回宮原地区でいろんな事件が起きたもんだから、その影響はないのかどうかですね、それをお聞きし、確認するためにこれは質問をしております。当然平成21年の採択、平成22年からの事業執行という計画で今進められていると思うんですけども、それは本当に実現可能なのかどうかですね、その点をお聞きをしたいと思います。  以上、答弁を聞いてから再質問をしていきたいと思います。ひとつよろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   施政方針についての基本的な考え方ということでありますが、平成21年度の市政運営にあたっての基本的な考え方は、まず第1に職員の意識改革について、これについては、私と職員が胸襟を開いて話し合い、相互理解を深めることで職員の意識改革を促し、市民との信頼回復を図ってまいります。2つ目に、財政健全化については、将来を見据えた財政計画を策定し、健全な行財政運営に努めます。第3に、経済活性化と雇用の促進については、農水産業や観光産業の基盤づくりのため、時間をかけながらじっくり取り組み、足腰の強い経済基盤を確立します。また、確実な雇用を生み出すため、公共及び民間事業の積極的な導入支援を図ります。第4に、国民健康保険税については、6月定例会で条例を改正し、加入世帯の負担軽減を図っていきたいと考えています。これらの考え方に基づきまして、重要課題の解決、重点施策の確実な推進により、環境に優しく、健康で活力あるまちづくりの実現に向け、全力で取り組んでまいります。  次に、根間地区、パイナガマ公園の件についてでございます。根間地区の整備は、中心市街地の活性化を推進するため、まず初めに土地区画整理事業で道路及び公園、集客交流施設用地を集約いたしました。今後は、都市再生事業を導入し、土地区画整理事業で集約した土地の買収、施設等の整備を考えております。そのため、可能性調査を今年度、平成20年度に実施しているところです。その調査を見て、事業を導入するかどうかについて検討をいたします。  パイナガマ公園の事業については、これまでも議会から規模縮小に関する強い意見等がございました。事業の再評価を実施する事業にこの事業は該当いたしますんで、平成22年度に再評価委員会の意見を聞き、議会の意見を十分尊重して検討してまいりたいと思っております。なお、現在実施しています南西共用部分の用地買収を行うとともに、工事が完了し次第、一部供用開始をすることを考えております。  残りについては、関係部長から答弁させます。 ◎福祉保健部長(譜久村基嗣君)   上野地区にある焼却炉の撤去についてであります。  上野焼却炉の解体撤去については、必要であると認識しておりますが、撤去には膨大な費用が必要であると考えております。そのため、撤去費用として環境保全基金を平成20年度に設置し、積み立てを始めているところであります。このことについては、全国市長会においても廃棄物処理施設の解体撤去工事費について国の財政支援措置を講ずる要望をしておりますが、今国の支援を得られるような働きかけをしております。  また、有害物質の飛散及び残留等については、昨年3月に調査を行いました。その結果は、標準の基準をクリアしているという調査結果になっております。 ◎経済部長(上地廣敏君)   まず、上野の資源リサイクルセンターの運営状況でありますが、この資源リサイクルセンターは、地元の豊野堆肥生産組合に作業委託をしております。また、市から職員1名で施設の管理を行っております。  次に、平成20年度の原料搬入量5,474トン、製品の販売数量は3月末で3,627トンを見込んでおります。収支状況につきましては、収入が本年度末見込みで約4,200万円、支出が年度末見込みで4,090万円を見込んでおります。  次に、生ごみについてでありますが、現在4,800世帯から収集された搬入量が1日平均600キログラムと大変少なく、生ごみ主体の堆肥製品化までは至っておりません。  次に、海ぶどうの振興策でありますが、海ぶどうの振興策を図るためには、漁村再生交付金事業によって共同集出荷施設の整備を行い、品質管理及び衛生管理の向上を図ることに努めていきます。今後は、宮古島産海ぶどうのさらなる増産とブランド化へ向けた推進をしていきます。また、ハウスの被覆ビニールや生産用ネット等の生産資材につきましては、市単独事業として助成できるように補助金交付要綱の制定を検討しております。  次に、嘉手苅アガリカタ地区のほ場整備であります。同地区の圃場整備計画については、市営の土地改良事業として平成22年度の採択に向けて今県とヒアリングを進めているところであります。同地区の概要といたしましては、地区面積17ヘクタール、受益農家28戸、事業費5億2,000万円を見込んでおります。平成22年度の採択となれば、同年度から測量設計を入れることになります。 ◆平良隆君   市長、先程職員の意識改革について、職員とやはり胸襟を開いて話し合ってこの意識改革をしてもらいたいというようなことをおっしゃっていたわけでございますけども、しかしやはりこの意識改革をするためにはですね、もっともっとやはり市長がですね、強力にリーダーシップを発揮しなければ、なかなかこの意識改革できないと思うんですよ。例えば私はですね、懲戒処分のですね、中身をもっとこれ厳しくやっていかなければ、なかなか職員のですね、意識改革はできないと私は思っておりますけども、その中身をですね、やはり変えて、もっと厳しくするお考えはないのかですね、お聞きをしたいと思います。  次、根間地区なんですけども、公園整備とこの集客施設はまだ事業始まっていないんですよ。この事業は平成21年度からということになっておりますけれども、これは当時の計画で、恐らく今の会計部長がですね、計画なされたことだと思うんですけども、当初は、集客施設ですよ、箱物をつくってこの集客交流施設つくりたいというような案だったらしいけども、ソフト面で問題があるというようなことで、いろいろ考えているらしいんですけども、この集客交流施設というのはこれからどのような形でつくるのかということで今何かやっているようでございます。しかし、やはりこの地区はですね、非常に商業地でございます。そのために、たくさんの人を集めるためには、やはりこの集客施設をですね、どのような形でつくっていくか、これ真剣にですね、考えていかないと、僕は目的は達成できないんではないかなと思っております。土地区画の事業だって、道路のつくり方だって、非常に大きな、市民の方々が非常に疑問視しております。今まであった道路をなくしてですね、これがもう90度曲がる道路もつくられているということですね、非常に交通に危ないと。最近何か接触事故もあったということですね、市民からも非常に不満があるようでございますけども、その辺も十分考えていただきたいなと思っております。  焼却炉の撤去なんですけどもですね、部長、これあなたの今の答弁というのはですね、前の答弁全く一緒です。全然進展していないですよ、これ。これはですね、僕なぜそういうことを言うかというと、これは上地博通議員が1回質問なされている事項なんですよ。そのとき全く同じ答弁ですよ。何も進展ない。これは本当に、伊良部だって去年撤去したわけでしょう。何で上野地域だけ残してあるの。今はですね、宮古島はエコアイランド宮古島宣言なされてですね、これは去年の3月ですかね、また今年の1月にこれはもう日本政府から環境モデル都市ですか、これが認定されているわけなんですよ。そういうことを考えたらですね、こういった予算等でもこれできるんじゃないかと思っているんですよ。あなた基金を集めて、これいつできるんです。これはおかしいですよ、そういうご答弁というのは。ぜひこれ真剣にですね、考えて、一日も早くこれ撤去していただきたい、そう思っているわけでございますけども、そういうお考えはないのか、お聞きをしたいと思っております。  次の、上野の資源リサイクルセンターの運営状況についてはわかったんですけども、生ごみ処理状況についてはですね、まだ何か、処理はしているけども、処理はしていないということですか、さっきの答弁。話聞くとですね、生ごみの量が少なくてですね、なかなか処理してもあとはみんな滓になって何も肥料としてできていないというような説明があったんですけども、今我が宮古島市は家庭ごみの生ごみはこれ可燃物として今処理しているんですよね。今度新しくそれは清掃施設つくるということですけども、やはり生ごみの分別をきれいにしたらですね、この生ごみというのは非常にいい資源になるんではないかと言われております。我々経済工務委員会もですね、この前沖縄本島に研修しに行ったんですけども、恩納村でですね、民間企業がすばらしいこの生ごみ処理をしてですね、肥料と豚のえさ、家畜のえさに分けてですね、これを販売しているんですよ。生ごみというのは、非常にこれはいい資源ではないかと言われておりますのでですね、今回新しくまたつくる清掃施設、そういったやはり生ごみの選別施設もつくって、生ごみもこのような活用の仕方をしていただければなと私は思っております。  それと、海ぶどうの振興策についてでございますけども、この海ぶどうの振興策というのは本当に前々から非常に有望な産業ということで、いまだにこの振興策が図られておりません。恩納村とか向こう、浦添市かね、立派な施設が補助事業でつくられて非常に振興策を図っているんですよね。ぜひ市長にはですね、これが本当に有望なこれから水産業としての産業やったらですね、やはり事業を導入して、これ推進していかなければならないんじゃないかなと思っておりますけども、市長、これ市長お答えしていただきたいなと思っております。  次に、嘉手苅アガリカタ地区、これ何で1年延びたんですか。最近まで平成21年度採択、平成22年のこれはもう施行だということをおっしゃっていたんですけども、やはりこれはこの宮原地区の影響で1年間延びたんですか。その点理由もですね、お聞きをしたいなと思っています。  ご答弁を聞いて私ももう一般質問を終わりたいと思います。 ◎市長(下地敏彦君)   職員の意識をどういうふうに改革していくのかというのについてですけれども、やはり個々の職員と実際に会って、そして何を考えているのか、そして事業の実施についてどのほうがいいのかというのを実際に話し合わなければ、お互いに理解できないというふうに思っております。そのために、全事業についてそれぞれ担当者、課長とお会いをいたしまして、それぞれの事業についての考え方、今後の進め方、問題点等について意見の交換をしているところであります。そういうのを通じて私の考え方、そして職員の考え方、それをお互い市の発展のためにどうするかという、そういう地道な中でしかこの問題は解決できないというふうに思っております。今後も事業の実施に当たりましては、やはり丁寧に話し合いながら進めてまいりたいと思っています。  懲戒処分について基準をもっと厳しくしろということでございますが、これについては、基準そのものは全国的な基準、あるいは沖縄の基準等も照らして、ほぼ全国の自治体として標準的な基準でございます。要はこの基準を厳格に運用するかどうかという運用の問題だと思っております。運用につきましては、厳正にそれをやってまいりたいと思っております。  上野の焼却炉につきまして、長い間待たせるのかということですけれども、何せ金額が非常に大きな金額になるんで、この金をどうやって捻出するのかというので今本当に頭を痛めているところなんです。撤去を急がなければならないというのは十分認識をいたしております。どうすればいいのか、議会の皆様方のご意見等もあれば、それを参考に早期の撤去に向けてやってまいりたいと思っております。  それから、海ぶどうの振興についてでありますが、北部の地域でなぜあれだけ恩納村を含めて立派な施設があるかといいますと、沖縄本島北部地区には北部振興策という、毎年100億円の金があります。そのほかに島田懇談会の資金もございまして、北部地域というのはそういう意味では生産基盤についての助成というのが非常に資金が潤沢にあるということで立派な施設ができております。中南部についても、今度は基地周辺整備資金というのを活用してですね、やっておりまして、その点宮古島はなかなかそういう資金がないということで、今後どんな感じでできるか。特に今宮古で考えられるとすると、沖縄振興調整特別資金、こういうふうなのを活用ができるかもしれないということで、この活用等ができるかどうか考えてみたいと思っております。 ◎経済部長(上地廣敏君)   まず、嘉手苅アガリカタ地区のほ場整備でありますけれども、宮原地区の影響で採択年度が遅れているのではないかというご指摘でありますが、そのようなことはないというふうに思っております。平成21年度の採択件数を、当初宮古島市5件を採択要望いたしておりましたけれども、それが3件に絞られてきたというふうなことで、アガリカタについては平成22年度の採択というふうなことで今実施ヒアリングを進めているというふうなことであります。                 (「休憩」の声あり) ○議長(下地智君)   休憩いたします。                                     (休憩=午後2時42分)  再開いたします。                                     (再開=午後2時43分)  これで平良隆君の質問は終了いたしました。 ◆與那覇タズ子君   通告に従いまして、所見を述べながら一般質問を行わさせていただきます。  まず、下地敏彦市長、長濱政治副市長、就任おめでとうございます。宮古島市民のために、福祉向上のためにですね、全力で頑張っていただきますようによろしくお願いして一般質問に入らせていただきます。まず最初にですね、富名腰10号線の道路拡張と排水路工事についてお伺いいたします。この地域はですね、住宅化が年々進み、大型店舗、コンビニ、病院、郵便局、介護施設などがあり、交通量が増えております。歩行者、児童通学路の危険性が増加している道路でもあります。住民の方々からですね、要請が提出されていると思いますが、一日も早い対応が必要だと思っております。当局のご意見をお聞かせ願いたいと思います。  次にですね、下崎―西原線の工事ですけれども、この工事は下崎から砂山の入り口までは道路が完成しております。それから、砂山から成川集落内に入る道路がまだ未整備のままもう長年そのままになっております。それは、観光コースでもあります砂山の立派な景勝地である、その景勝地である砂山を観光する人がですね、たくさんいるんです。そして、去った日曜日に私もそこの砂山に行ってみました。そうすると、わナンバーがですね、そのときは十五、六台は来ていました。それで、このわナンバーがこれからその砂山から成川を抜けて西原に出て池間のほうに向かうわけです、この道路が。そこがですね、本当に傾斜も悪くてカーブも多い道路となっております。この道路は早目にですね、整備していただかないと、道路のわからない観光客などが事故を起こした場合には大変なことになるんじゃないかなと思っていますし、また観光産業で生きる我が宮古島にとっては必要な道路だと私は思っておりますので、ぜひ早目の対応をよろしくお願い申し上げます。  それとですね、公設市場なんですが、下里公設市場の再開発がなかなか前に進まない。これは、周辺に住む住民の方々、そして、長年そこで食文化を支えてきた方々、それを支えにして生活してきた方々がですね、なぜこんなにできないものか、行政とはこんなに時間がかかるものなのかというお言葉を住民の方々からいただきます。それで、これはですね、問題は当時の平良市中心市街地活性化事業の中でこの公設市場は立ち退きになったと私は思っております。それで、その立ち退きになったこと、根間地区もそのとおりです。集客のための計画だったと私は思っておりますし、それでそこで、港湾内で仮施設で商売をしている方もいらっしゃいますけれども、自分たちは結局長年そこで住みなれて生活を支えた場所から本当は立ち退きたくはなかったんだけれども、だれかが行動を起こさなければ前進はしないということで立ち退きに応じましたという言葉が返ってまいりました。それで、一日も早い公設市場の開発を、建替えを待っている住民、そこで生活を支えてきた人たちが待っているということ、それと新しくそこで商売をしていこう、生活をしていこうという人がたくさんいるということを行政側も考えながら、下里公設市場再開発委員会の論議がかみ合わないからといって時間だけを稼がないでですね、もう少し早目にそこで生活をしている宮古島の食文化を支えた人たちにですね、温かい日差しを当てていただけると思っておりますので、これも早目に対応していただきたいなと思っております。そして、その周辺の商店街で人が全くいなくなって物も売れなくなったとぼやいておりますので、市長、ぜひこれは、市民が期待する市長でありますので、ぜひ早目に対応していただきますようによろしくお願い申し上げます。  それと、今度はですね、児童家庭課についてなんですけど、今度子育て支援センターというのが宮古島にもできております。これが何カ所あるのかですね、そして事業内容、どういう対応をしているのか、お答えをいただきたいと思っております。そして、母子・父子家庭もどれだけの対象者がいるのか。そしてですね、今度の子育て応援特別手当が支給されます。これは厚生労働省がですね、特別に子育て応援特別手当金、2人以上の子供のいる家庭の経済生活を支援するのを目的とした少子化対策の一環で、小学校就学前の3年間、平成14年4月2日、平成17年4月1日までに生まれた子供の第2子以下の子供に1人当たり3万6,000円という金額が厚生労働省から支給されます。それですね、これに対象する人数、対象外が何名いるのか、お聞かせいただきたいと思います。  答弁を聞いてから再質問に移っていきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   公設市場についてお答えをいたします。  平成19年11月に下里公設市場再開発検討委員会が設置されております。これまで4回委員会を開いておりまして、先程申し上げましたように第1回目が平成19年11月、2回目が平成20年の5月、3回目が平成20年の9月、4回目が同じく平成20年の12月と計4回委員会を開いておりまして、この4回の会議の中で論議されているのは、要約いたしますと、公設市場の必要性、それから建設場所、一番大きなこの2つについて議論をしておりますけれども、これについての方向性というのが今示されていない現状であります。私といたしましては、早い時期に検討委員会が取りまとめをするよう促しいたします。そして、その答申を得て総合的に判断をしてまいりたいというふうに思っております。 ◎福祉保健部長(譜久村基嗣君)   まず、子育て支援センターの業務についてでありますけども、まず設置場所は何カ所ありますかということであります。今のところ4カ所です。西城保育所、それから上野保育所、伊良部保育所、それからあけぼの保育所、この4カ所になっております。これは、センター型という形になります。それから、活動内容なんですが、育児相談、これはゼロ歳児から就学前の児童になります。それから、育児講座、それから子育てサークル支援などがあります。それから、利用方法なんですが、希望者はだれでも利用できます。ただ、登録が必要ということになっております。利用料金はもちろんかかりません。開設日は、月曜日から金曜日までの午前と午後の時間帯で活用、利用ができることになっております。  それから、子育て応援特別手当ですが、支給対象児童数が1,100名、これは概算でやってございます。というのは、概算でしてですね、要するに補助金をもらってその返却がないので、県の指導で多目に人数は出してくれということになっておりますので、実際には1,100名未満ですけども、それだけの要求を今補助金の要求はしております。それから、対象外の児童数、要するに議員がご指摘のゼロ歳児から2歳児までの児童数なんですが、1,769人になります。 ◎建設部長兼地域戦略局長(與那嶺大君)   道路行政についてのご質問が2点ございました。  最初に、市道富名腰10号線の拡幅についてのご質問でございます。富名腰10号線につきましては、中央線と並行していることから、拡幅改良での整備については険しいものがあると思います。しかしながら、本路線につきましては地域住民の生活道路でもあることから、舗装の剥離等については補修を行うとともに、道路の排水施設、側溝でございますけど、側溝につきましても設置できるように検討してまいりたいと思っています。  次に、下崎―西原線工事の進捗状況についてでございます。下崎―西原線につきましては、平成14年度から道路局所管の地方道路整備臨時交付金事業として整備を進めてまいっております。完成予定年度は平成24年度、計画延長が1,540メートル、総事業費が10億1,300万円になってございます。進捗状況につきましては、平成20年度末で17.5%の予定でございます。今後の計画につきましては、残り区間430メートルの測量設計及び工事費の、工事の1,270メートル用地買収、物件移転補償等を行う予定でございまして、事業費は5億7,700万円の予定となってございます。 ◆與那覇タズ子君   この下崎10号線、下崎―成川線はですね、やっぱり観光を目玉としていく宮古島市にとっては、別なところを置いてでもその線を早目に対応していくのが本当ではないかなと私は思っております。もし万が一ですね、観光客でもこの、何か本当に傾斜が悪くてですね、本当に見通しも悪いし、何かおかしな道路になっています。市長、行って見てみてください、それこそ。観光客もですね、ちょっと迷って、これはどっちに走るのかなという、道路標識もない、そんな地域であります。ですから、本当に観光コースとしてですね、これが立派に観光コースですよと本当に言えるような、そういう道路にしていってですね、標識も立てたり、案内図も立てたりしてですね、やっていただきたいなと思っております。  それとですね、富名腰10号線は早目に対応と言わずに、いつごろ対応してくださるのかですね、住民の方々も本当に生活雑排水が道路に流れたりしてですね、大変見にくい状態で、これが本当に生活道路、私道路でもないですよ、市道ですよ、この道路が本当に生活道路として今使われているのかなというようなそんな感じで、道路行政、その特別交付金でですね、対応もできるんであればよろしくお願いしたいと思います。  それと、公設市場なんですけれども、下里公設市場はですね、本当に早目にやって生活をしていかなければならないという人もたくさんいます。ですから、そこで仮施設ができたからといって、やっぱり自分たちは人のいる場所で、人の出入りの多い場所で商売はしたいですよという答えもありました。本当に耐えていらっしゃるんだなということはよくわかりましたので、行政の対応とその検討委員会、検討委員会が4回も行われて、何が、どこが原因だったのかお聞かせいただければと思っております。  それとですね、今子育て支援センターなんですが、宮古島市社会福祉協議会の中でくれよんという場所に、社会福祉協議会の中に委託されているものがありますよね。このところでですね、私もどういう事業を行っているのかなといって訪ねてみました。そうしたらば、アパートを借りてですね、畳が12畳ぐらいありました。そこに小さいゼロ歳児から2歳児ぐらいの子供を連れた母親が10名ぐらい集まっていました。その中に手すりはあるんですけど、少し狭過ぎるんじゃないかなという感じを受けたのと、その狭い中でもですね、本当にみんなそこに集まって子育てをしようという人たちが一生懸命悩み事を相談したりしている光景を私は見てまいりました。それで、その福祉の中で、プールでですね、予算が組まれている、そこの中で予算が切られた、それがもろ、このくれよんというところに、子育て支援センターにしわ寄せが来ております。給料も下げられるということでした。今までせっかく自分たちは立ち上げてきて一生懸命やっているのに、なぜ子育て支援、国はですね、厚生労働省は子育て支援の予算を組んだり、少子化対策をしたりという中で、どうしてこの市町村だけがこれに補助が組めないのか、私は本当に残念でならないなという思いで帰ってまいりました。このくれよんという事業計画書を、市長見て、立派に事業しております。父親も参加してですね、子育てに本当に一生懸命になって、そして今度の福祉の予算の中から切られる、そのもろに子育てで予算が切られるということは、私も少し子育て支援という事業に反しているのではないかなと思っておりますので、この辺を市長、もう一度お考えになってこの予算を復活していただけますようにお願いしたいと思っております。  それとですね、母子・父子家庭のあれ言いましたね、対象者人数、母子家庭何名、何家族、それと父子家庭のですね、支援を受けている現状等をお聞かせいただけたらと思っております。  それと、砂山ビーチなんですが、経済工務委員会に私は属しておりまして、その節に砂山に参りました。そうしたら、ごみが散らばっていて、その砂山に入る、以前は広かった入り口が、本当に狭く50センチぐらいの入り口になっております。それで、下から上がってくる人、こっちから行く人の交差がなかなかできなくてですね、狭くて、そして両端を見てみたら草が生い茂って前の道路が何メートル、3メートルぐらいあるんじゃないですかね、と見えておりました。そこら辺の周辺の整備も、観光産業で生きる我々もビーチをですね、本当にどこにも誇れるようなこの海をですね、きれいな海を観光客は見に来て、その砂を肌で感じて、そして宮古の観光を楽しみ、宮古で心をいやして帰るその島だと私は思っておりますのでですね、もう少し周辺整備、定期的にもそういう観光地の場所はですね、整備していただけたらなと思っております。それで、公園なども行って、日曜日に私ずっと行ってみましたら、東屋などにたばこの吸いがら、ジュースの空き缶などが落ちておりましたけれども、これが早目に対応されていたことにも驚きましたので、ありがとうございます。これからもそういう公園内を立派に整備されていくようにお願いいたします。  それで、この子育て応援特別手当がですね、対象外が1,760名余いるんですが、これの対応をですね、各市町村はこれに漏れた子供たちに何らかの手当を各市町村で予算を組んでおります。でも、宮古島市はその対応がありませんのでですね、この対象から漏れた子供たちに何らかの、その3万6,000円全額上げなさいではなくて、幾らかの何らかの手当が必要ではないかなと思っております。そして、宮古島市は今子育て支援という事業に幾ら予算を組んでいるのか。独自でですよ。国の予算だけに頼らないで、独自で子育て支援センターに補助を出せるような、そんな予算の組み方も私はお願いしたいと思っております。でないと、本当に無抵抗な小さい子供たちがいる場所に補助金を切るということ自体が、私には考えられませんし、そういう市民の声を私たちは引き上げて行政に反映していくのが私たちの役目だと思っておりますんで、ぜひその子育て支援センターにだけはですね、予算を切らないで、そしてほかのところは保育所で管理していますよね。保育所と子育てとちょっと意味が違うんじゃないかなと私は思っています。国の予算を丸投げしないでですね、独自に市としてでも予算を組んで対応していただきたいなと思っております。  それと、観光施設も定期的に管理していただけますようにですね、快適な宮古島の旅を満喫していただいて帰るようによろしく。心のいやしに観光客は来るわけですから、やっぱり下地敏彦市長も観光にも力を入れるということですので、ぜひそこら辺の対応もですね、お願いして、私答弁を聞いてから再々質問してみたいと思います。 ◎市長(下地敏彦君)   公設市場の件についてであります。  先程も答弁いたしましたが、4回の委員会の中での論議の内容というのを聞いてみました。そうしますと、そもそも公設市場が要るのかというまず基本的な問題を論じております。もう一つ、建設場所、これまであった下里公設市場では駐車場がないんではないかというふうなことで、本当に基本的な論議をこの4回ともやっているという内容になっております。いずれにしましても早く結論を出してくれということを、委員会に対しまして市長として促してまいりたいと思っております。委員会からの論議の結論がなければ、市長としても具体的な行動がとれません。そういうことですから、委員会に対して早く結論を出すようにいろいろと言ってまいりたいと思っております。 ◎福祉保健部長(譜久村基嗣君)   子育て支援センターくれよん、下地線にありますくれよんですけども、これは広場型ということで、宮古島市も県の事業に、補助事業になりますけども、地域子育て支援拠点事業実施要綱に基づきまして、宮古島市もその事業を行っております。当然事業主体は宮古島市であります。それで、今社会福祉協議会に委託をしているんですが、広場型のそのくれよんのなぜ補助金の減額があったかということなんですが、当然補助事業ですので、その理由を説明いたします。実は平成19年度、433万5,000円の補助でもって行いました。それで、平成20年度、減額で222万9,000円となりましたけども、平成20年度は暫定措置として1年間市の予算をその平成19年度予算の県の減った分のものを補って、その費用でやりました。今回2年目ということで、平成21年度は減額になっております。これが374万9,000円ということで、マイナスの124万8,000円ということになっておりますが、市の負担がやっぱり今どれだけできるかという問題になっておりますけども、これも一緒にまた協議しながら、皆さんの知恵もおかりしながら、その問題は解決していきたいなと思っております。やっぱり議員ご指摘のように子育て支援というものは大事な事業だと認識はしておりますので、このことに関しましては再度今年度中にでも対処していきたいと思っております。  次に、母子・父子家庭の件でありますけども、議員がご指摘の世帯数になりますけども、これは平成20年度の末の統計で大変申しわけないんですが、母子世帯数が813世帯、それから父子家庭が30世帯の計843世帯になってございます。それから、どういう支援をしているかという内容ですけども、国民健康保険、それから社会保険等の加入が条件になります。母子家庭や父子家庭の保護者と児童、扶養者が養育する父母のない児童に対して医療費の助成を行っております。医療費の助成額なんですが、各医療機関診察に係る自己負担額から一部負担金を控除した額を助成いたします。これは、通院の場合ですと1カ月に1診療機関につき1,000円ということになっております。  それから、子育て応援特別手当のゼロ歳児から2歳児、要するに支給対象にならない児童の手だてをどういうふうに考えているかということなんですが、できないかということなんですが、今先程1,769人あるということで説明いたしましたけども、3万6,000円掛ける1,769人といいますとかなり膨大な予算になります。これを減額して、3万6,000円を1万円にするとかという考え方もあろうかと思いますけども、これは平成20年度に限りの緊急措置で支給するものでありますので、平成21年度はこの制度がなくなります。ですから、そのことから、ゼロ歳児から2歳児に対する市の独自の支援は、今のところ考えてはおりません。  それから、なぜそういうふうに3歳以上5歳未満の児童にしたかという理由なんですが、これは国が示した理由ですので、ご理解願いたいと思います。一般に就労家庭か否かにかかわらず、保育所または幼稚園に子供が共通して通う年齢が小学校就学前3年であること、それからゼロ歳児から2歳の子供については児童手当制度において乳幼児加算、通常は一律5,000円ですけども、5,000円の加算をしてございます、が行われていることなどを総合的に勘案し、支給対象となる子を小学校就学前3年とされているということで、これがその支給対象から外れているという理由が、主な理由がそういう形になっていますので、よろしくお願いいたします。 ◆與那覇タズ子君   この3万6,000円を1万円にするとか、そういうことではないんですよ。子育てというのは、本当に各市町村でもですね、独自に予算を組んで、3名からは給食費が1人はただとか、3名以上子供がいた場合には医療費を半額にするとかという、そういう事業も私は子育てにはあると思うんです。ただ、この子育て支援だけの金額じゃなくて、厚生労働省だけが取り入れるもので対応をするということではなくて、独自で宮古島としても子育てに応援をしている、予算を組んでいるということを、声を大にして言えるような、そんな行政にしてほしいと私は願っているものであります。  それでですね、那覇市もですね、今度から3名いる子供の家庭には1人は保育所を無料にするという、新聞にも載っておりました。それで、福岡市にもいろんな子育て支援をするためにですね、やっぱり子供を、少子化、産めよ育てよと言っても子供には本当に手がかかるんです。ゼロ歳、1歳児というのはですね、本当に一番対象にならなければいけないところが削られているということに対してですね、不満を私は持っております。なぜ厚生労働省はこういう一番のネックになるところを切るのかなと思っております。ですから、そこら辺の応急処置を独自で組んでいただきたい、行政としてですね、自分たちも子育てにはこれだけやっていますよということをお願いしたいと思っております。  それと、宮古島市社会福祉協議会の中の予算はぜひ復活していただきたいと思います。なぜこんなに強く言うかというと、そこに働いている人は子育てで、それこそ大学に行ったりなんたりしてお金が必要なんです。急にそこで給料をカットされたら、それこそ生活に戸惑ってどうしたらいいのかわからなくなっている、そういう人なんです。ですから、子育て支援のためにですね、ぜひそこは復活していただきたいと市長に強くお願いしておきます。  それとですね、公設市場がですね、建設場所が、駐車場も問題にはなっておりますけど、八重山もそのとおりです。八重山も駐車場ありません。那覇の公設市場も駐車場ありません。これは何も車に乗った人だけが買い物に来るわけではありませんので、地域の住民がそこを利用し、そしてそこの穴のあいた今の公設市場があった跡は何でしょう。大きな石が転がっています。あの光景は何でしょうかね。本当に食文化を支えてきたこれが公設市場だったのかなと私は見て通りました。ですから、一日も早い、町なかの人、住民はやっぱり市場は必要だということを強く思っています。ですから、その検討委員会の検討をされる方にも問題があるんではないかなと思っておりますので……いや、そうですよ。やっぱり地域は地域でないとわからない。遠くから来て……あっちこっちスーパーができたりしているから、要らないんじゃないかなと思うはずですけれども、そうではないんですよ。町なか活性化のためにこの事業は、公設市場は取り壊されたものと私は思っておりますので、ぜひ復活して、駐車場とかなんとかは自然と歩いてでも、要りません。八重山もそのとおりです。市場は、観光客とですね、地元の人で大にぎわいしております。ですから、そういう駐車場がないから、スペースが少ないからという理由ではなくてですね、一日も早い建設が望まれておりますので、ひとつよろしくお願いして私の一般質問を終わらさせていただきます。 ○議長(下地智君)   これで與那覇タズ子君の質問は終了いたしました。  休憩をしたいと思います。15分ほど休憩します。                                     (休憩=午後3時21分)  再開いたします。                                     (再開=午後3時49分)  本日の会議は、議事の都合上あらかじめこれを延長いたします。  順次質問の発言を許します。 ◆富浜浩君   もうあと2人で終わりますから、少しご清聴をお願いを申し上げたいと思います。私見を簡潔に述べながら一般質問に入っていきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  厳しい選挙を乗り越えてきました。そして、新しい市長が誕生したわけでございます。市長、改めておめでとうございます。なお、副市長には、しっかりと女房役として市長を支えていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いします。これからは、2人が一心同体となってしっかりとやっていけば宮古島市に明るい展望が開けるんじゃないかと私は思っております。合併3年余にしまして、職員の不手際、不祥事、事務ミスということが相次いで、行政の資質が問われました。しかも、初代市長が引責辞任という異常事態で3年余は明け暮れたわけでございます。市民においても、行政の怠慢にもういいかげんにしろと言わんばかりにあきれ返ったと私は思っております。2代目の市長となる下地敏彦市長は、行政組織の改革に関し、分庁方式の見直し、指揮命令系統の徹底と責任の所在の明確化、信賞必罰の徹底、そして企画部門の強化などを挙げておられます。市長は、行政を立て直し、職員との対話をすることによって信頼関係を構築すると強調しているわけであります。まさに市長の意欲がその施政方針の中で感じられるわけであります。  さて、市長の政治姿勢についてであります。集中改革プランの取り組みについてということであります。集中改革の取り組みということでありますけれども、そのことは総務省によって市町村合併という中で行政改革をしっかりと地方自治体は取り組みなさいよということで出てきました。平成17年から始まって、平成21年、今年で終わりになるわけであります。そこでお伺いをしたいと思います。まず、1点目に進捗状況はどうなっているか、2点目に事務・事業の再編、整理、廃止、統合はどうなっているか、3点目に民間委託の推進は、4点目に定員管理の適正化は、5点目に手当の総点検を初め給与の適正化はどうなっているか、その件をまずお伺いをしたいと思っております。  次に、人材育成についてであります。今後どのように取り組んでいくかということでありますけれども、まず平成21年度施政方針の第一に職員の意識改革についての中で、「行政の基本は、市民の意見に耳を傾け「丁寧に」、「スピーディに」対処することであり、文字どおり市役所は「市民の役に立つ所」でなければなりません。」と具体的に書いてあります。適切な行政サービスを安定して提供していくためには、職員一人一人の意識改革が極めて重要であると私は考えるわけであります。したがいまして、市長は人材育成についてどのような目標を持って進めていくのか、この件もお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  次に、モズク事業安定生産はということであります。沖縄県のモズク養殖は全国消費の95%と、原料供給地と言われております。しかし、消費量は横ばいの状態でありまして、生産価格は1キログラム100円程度と安価であると言われて、収穫量の増加は価格の暴落につながって、経営は不安定で、後継者の確保は極めて困難な状況にあると言われております。昨年は、市長は県漁連の会長でありました。そして、沖縄県もずく養殖業振興協議会の会長も務めたわけであります。国の活力漁業づくりモデル育成事業の一環として、昨年8月27日、那覇市内で県漁連の総会がございました。特にモズクに対しては、プロジェクトチームをつくり、まず1点目に生産、加工、流通、消費の正確な把握をプログラムとして構築すると、2点目にモズクを活用した生産漁村活性化の企画、実践を、有効な販売を促進をする、3点目に積極的に情報発信ということで、3本柱を特に強調をしておりました。今度は市長は宮古島の市長としまして、宮古島生産のモズクの状況に対してどういうふうに取り組んでいくか。つまり価格の安定を図り、需要に応じた計画的な生産に基づき、流通体制を整えてしっかりと取り組んでいかなければならないと思いますけれども、市長のご見解を求めたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  次に、体験工芸村の進捗状況はということであります。先月2月16日から2月18日、経済工務委員会で視察をしました。その中で、宮古の体験工芸村は果たして将来大丈夫かなと非常に懸念を持ちましたので、5点ばかりお伺いしますので、よろしくお願いを申し上げます。まず、1点目に体験工芸村の総事業費、2点目に8施設の工房の状況はどうなっているか、3点目に技術的な人材の確保は、4点目に供用開始はいつごろになるか、5点目に年間の利用人員の計画、つまり観光客がどのぐらい入ってくるかということを5点お伺いしたいと思っております。  次に、U・Iターンなどの定住化対策はということであります。宮古島市は、各地域において人口が流出をして過疎化になるような地域活力の低下に進んでおるわけであります。U・Iターン希望者はいるものの、移住を決断するのには必要とする仕事、子育て、学校環境が不足であると指摘をされております。その中で、その皆さん方はその状況の情報が欲しいということを言われまして、移住するのにもこの環境に適したものの情報を知りたいということで、宮古島市においても総合的な相談窓口を設置するべきではないかと思うが、この件をお願いを申し上げます。  次に、福祉行政についてでございます。定額給付金事業についてでありますけれども、2008年度第2次補正予算の関連法が3月4日衆議院本会議で再可決によって成立をしました。これによって、定額給付金の実施が確定となったわけであります。雇用対策、中小企業支援、国民生活を守る対策として数多くの補正が盛り込まれたわけであります。国民生活と消費拡大による景気刺激を目的とした定額給付金は、国民一人一人1万2,000円、18歳以下と65歳以上は8,000円の加算によって2万円が支給されることになっております。いよいよ給付金が船出が始まったわけでありますけれども、全国のトップを切った青森県の西目屋村と北海道の西興部村の定額給付金が始まったわけであります。各報道機関によれば、テレビなど北海道の一足早い春がやってきたとお年寄りの皆さん方が喜びの状況がテレビに映っていたわけであります。宮古島市においても、このように経済が厳しい環境の状況の中で早く支給していただきたいという市民の皆さんが多々いらっしゃいます。そこでお伺いします。まず1点目に、やはり市民はどこの担当課に行けばいいのかわからないということがありますので、具体的に言いますから、また具体的に市民に説明をよろしくお願いをしたいと思っております。まず、1点目に担当課はどこにあるのか、2点目に申請の受け付けはどのようになるのか、3点目に支給日は何月ごろになるのか、4点目に宮古島市の対象者数、給付金の総額、5点目に職員体制はきちっとできているかどうか、6点目に地域活性化進行のためのプレミアづきの商品券の発行は宮古島市では考えているかどうか、その6点をお伺いをしたいと思っております。  次に、子育て応援特別手当についてであります。2008年緊急措置として、複数の子供がいる家庭の中でその子供の経済的に支援をするために子育て応援特別手当ということが単年度で出てきたわけであります。2002年4月2日から2005年4月1日という間に生まれた第2子の子供以降3万6,000円支給するということになっております。そこで、その定額給付金と同じような形で支給するということでありますけれども、まず1点目に担当課はどこなのか、2点目に宮古島市の対象者数はどうなっているか、3点目にその支給総額と支給日はいつごろになるか。質疑のときと重複することがありますけれども、その件もやはり市民に具体的に説明を求めたいと思います。先程與那覇タズ子議員から、子育て応援特別手当のことで話がされました。まさに定額給付金、子育て応援特別手当の件については公明党の実績であります。タズ子議員にありがとうと感謝を申し上げます。PRありがとうございました。                 (議員の声あり)  次に、NPO法人ワーカーズコープ沖縄についてであります。経済工務委員会の視察のときに、私は初めてその団体を、グループを知りました。全国で失業により深刻化する中で、共同労働、協同組合という新しい組織の形態であります。みずから仕事を起こし、出資し、経営し、労働するという珍しい団体であります。仕事は、介護、子育て、ひとり暮らしの高齢者の安否確認、宅配給食、清掃などの仕事起こしを高齢者の皆さん方がやっておりまして、地域住民から高く評価をされております。センター事業は、全国経営の責任を持って銀行からの借り入れを一切しない無借金経営することを貫くと。そして、那覇市内でありますけど、私は1カ所しか見ておりませんけど、約120名いるそうであります。そこで一生懸命に弁当の準備をしておりました。これは、年寄りの栄養価に対して比例する弁当をつくるそうです。そして、ひとり暮らしの老人に対して、老人の皆さん方が元気かな、体を壊していないかなというようなものも監視をするような団体であるそうです。そのようなすばらしい団体が今まで全国的に、全県的に広がりつつあるわけであります。私はこの状況を見て、これはぜひ宮古でもやるべきことじゃないかなと考えました。そこで、本市にとってその設置は可能であるかどうか、その件をお伺いをしたいと思っております。  次に、環境モデル都市の今後の取り組みはということであります。平成20年12月定例会で私は一般質問をしました。平成20年3月31日にエコアイランド宮古島宣言をしました。ぜひ環境モデル都市に選定されるようにと、本市は努力をすべきであると私は質問をしました。前市長でありますけども、前市長の話においては、短期、中期、長期に分けて宮古島市は具体的にできる施策を盛り込んでおり、環境モデル都市に選定できるようにダイナミックなアクションプランを策定をしていると、選定の暁には、日本はもちろん世界の離島の環境モデル都市に島づくりを、またアジアや世界から視察のできる環境モデル都市にやっていきたいと、その意気込みがございました。環境モデル、沖縄県で初めて選定を受けたわけであります。私は、この環境モデル都市に選定されたということは、沖縄県で初めてでありますけれども、極めて重要なことだと思います。その効果は大きなものがあると私は思っております。したがって、本市にご答弁を求めたいと思っております。まず、環境モデル都市のメリットとして、この効果はどのようなものがあるか。そして、もう一つは、その一番重要なことである温暖化についてのCO2の削減が、宮古島市も削減の計画を進めていると思います。その取り組みをお願いします。そして、環境モデル都市として新市長の将来のビジョンがあるかどうか。初めて市長になったわけでありますけど、非常にこういうことを市長は考えるべきじゃないかといってもできるわけはないと思いますけど、もしあるんだったらご見解を賜りたい。なければないで結構でございます。  次に、宮古島次世代エネルギー事業計画はということであります。ご承知のとおり太陽光、風力発電、バイオエタノール、自然エネルギーの宮古島市は経済の牽引する島と言われております。しかも、将来に向けての第3の産業が宮古島で多く開かれて、明るい希望ができたんじゃないかというような、市民の皆さんとかいろんな方が言っております。今後本市としまして、どのような経済効果をその次世代エネルギーによって進めていくのか、計画があれば示していただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  次に、宮古島森林整備事業計画はということであります。平成21年、市長の施政方針で森林率平均県46%、市16.2%と非常に宮古島市は県に比べて低いというわけであります。さらに、生活用水のほとんどを地下水に頼っているわけでありますから、その地下水を保全すると、水源涵養林を重視するという意味でも、この森林、涵養林の増設は極めて大事なことであると思っております。市民、民間事業所、行政が一体となって、美ぎ島グリーンネットによる植樹活動を引き続き支援するべきだと市長は施政方針で書いてありました。そこでお伺いします。平成20年度から平成24年度の5年間森林計画を進めているわけでありますけども、どのような計画で、どういう形で進めているかお伺いをしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  答弁を聞いて再質問をしたいと思いますから、よろしくお願いします。 ◎市長(下地敏彦君)   人材育成にどのように取り組んでいるかということについてお答えします。  職員の資質の向上は、自治体にとって大きな課題であります。本市におきましては、専門的知識を取り入れるため、県の実務研修や自治研修所の分野別研修への派遣、職員の資質向上に努めているところです。今年度は自治大学校への派遣も計画しており、一層の研修機会の充実を図ってまいります。今後は計画的かつ効果的な人材育成を図るため、人材育成計画を早急に策定いたしまして、取り組んでまいります。  次に、環境モデル都市に関連する質問でございます。認定に伴う効果は、施設視察エコロジー活動による地域の活性化が図られること、本市の取り組みが内外に発信され、国内外から多くの見学者の来島が見込まれるなどのメリットが期待できると思います。CO2排出削減については、E3燃料の自動車の利用を初め、太陽光、風力による発電やCO2を排出しない低炭素社会の実現を目指します。現在環境モデル推進計画を今月末までに策定すべく今作業を進めております。計画がまとまりましたら公表をしたいと考えております。 ◎総務部長(宮川耕次君)   富浜浩議員の集中改革プランの取り組みについてお答えいたします。  5つほどありますので、まとめて。まず初めに、進捗状況です。集中改革プランにつきましては、107件の改革項目を掲げて取り組んでいるところです。現在のところ、目標達成件数が55件で、順調に進んでいる項目件数が23件であります。約7割が順調に推移しているという状況です。  2番目に、事務事業の再編、整理、廃止、統合につきましては、行政評価による事務事業の再点検、敬老祝金の見直し、家庭ごみ袋の有料化、事務委託事業、行政連絡員制度の見直し、特別職報酬と管理職手当の削減等を行ってまいっております。  3つ目に、民間委託等の推進につきましては、保良川ビーチほかレクリエーション施設など25カ所に指定管理者制度を導入、保育所の統廃合、養蚕センターなど2件の廃止を行いました。  4つ目に、定員管理の適正化につきましては、平成22年4月1日までに91名以上の削減を目標として取り組んでおり、平成20年4月1日現在で48名ほどの削減となっております。また、適正化を早めるため、定年退職者以外の退職者に対して採用補充を控えることや勧奨退職を積極的に推進するなどを方針として取り組んでおります。  5つ目に、手当の総点検を初めとする給与の適正化につきましては、平成17年度において定年退職者特別昇給制度の廃止、昇格制度の見直し、技能労働者の給与の見直しを行っております。また、特殊勤務手当につきましては、平成17年度に30種類ありました手当を18種類に見直し、実施しております。平成19年度は全額支給停止を実施、平成20年度は感染症防疫作業手当など7種類の支給を行っております。 ◎企画政策部長(久貝智子君)   まず、U・Iターン定住促進、定住化対策についてでございますが、宮古島への定住を促進する目的で平成20年9月に庁内連絡会議を立ち上げました。同会議においてこれまで実施している定住対策事業が平成21年度で終了することから、その検証を行い、今後の定住対策を検討しているところです。雇用については、企業の誘致や地場産業を積極的に推進し、働く場の確保に努めます。定住促進事業の窓口は、企画政策部地域振興課となっております。  次に、次世代エネルギー事業計画についてでございますが、太陽光発電導入支援事業についてです。同事業は、国の経済産業省が住宅用太陽光発電システムの価格低下を促し、市場の拡大を図ることを目的に今年度から実施されています。1月13日から3月31日が公募期間で、来年度も継続公募が行われる予定です。市としては、昨年3月エコアイランド宮古島宣言を行い、さらに本年1月には環境モデル都市の認定も受けていることから、エコアイランド宮古島構築に向け、同事業の導入を積極的に市民に広報していきたいと思います。 ◎福祉保健部長(譜久村基嗣君)   最初に、子育て応援特別手当についてでありますが、担当課は福祉保健部児童家庭課であります。支給対象児童数は約1,100人。手当の支給総額ですが、3,960万円を予定しております。支給日につきましては、5月中旬ごろを予定しております。  次に、NPO法人ワーカーズコープ沖縄のような類似組織を当宮古島市において設置できないかということでありますが、同法人は、住民主体の地域社会を創造していくための拠点となって、豊かで活力ある社会の実現に寄与することを目的とした全国に支部を持つ団体であります。事業内容といたしましては、児童から高齢者にかかわる生活総合支援事業、すなわち介護、障害者、高齢者、ホームレス、子育て等の支援に関する事業のほか、必要な人材育成のための研修、講習会を地域の人々と協同で実施しております。また、公共サービスとしての公民館や児童館、集会施設等の指定管理も行っております。現在宮古島市においては、児童、高齢者、障害者等にかかわる個々のNPO法人が独自の活動を続けておりますので、現状で十分対応できると考えております。 ◎経済部長(上地廣敏君)   まず、モズク事業の件でありますが、養殖モズクの安定生産を図るため、干潮時に干上がりを起こしている漁場の浚渫を平成21年度で、それから日焼けや雨水流入防止のための防暑施設の建設等、これを平成23年度で整備を計画をいたしております。また、宮古島漁協は、モズクの販路拡大のための民間事業者と連携して行っております農商工連携事業で宮古島産モズクの増産と安定供給ができるように努めていきたいと思っております。  次に、体験工芸村の進捗状況でございますが、平成20年度においては貝工房、木材加工房、アイ染工房、それに宮古馬の厩舎の建築及び既存の建物を改築し、郷土料理体験工房として整備を行っております。今年度において体験工芸村整備を完了いたします。開所の時期につきましては、新年度の5月をめどに開所予定をいたしております。ぜひ連休前には開所していきたいというふうに計画しております。それから、ご質問の事業費でありますが、1億6,200万円を見ております。そのうち、8カ所の工房と宮古馬の厩舎、これは乗馬体験もできることとなっております。それから、体験のための観光客と利用者数を年間どれくらい見込んでいるのかということでありますが、1万人から1万2,000人程度見込んでおります。なお、工房運営のための人材の確保につきましては、平成19年度から研修を実施しておりました。平成19年度に14名、それから今年度平成20年度に10名の計24名の方が工房運営のための技術研修等を実施を行っております。その研修を受けた方々の中から工房を運営していく人については選定をしていきたいというふうに考えております。  次に、森林整備計画でありますが、市は、平成20年度から平成24年度まで5カ年間の森林整備計画を、平成20年3月に県の認可を受け、現在それに沿って事業を進めております。計画では、5カ年で新植15ヘクタール、下刈り等は670ヘクタールを整備することとしており、平成20年度より事業を実施しております。平成21年度は、新植3ヘクタール、下刈り等217ヘクタールを予定しております。市といたしましては、今後新植用地を確保し、森林率の一層の向上に努めてまいります。 ◎総務課長(下地信男君)   富浜議員から定額給付金についてのご質問がございました。6つほどご質問事項をいただいております。まず、担当課、申請の受け付け、支給日、対象者数、支給額、職員体制、それからプレミアム商品券への取り組み。まず、担当課は総務課になりますが、4月から定額給付金と、それから子育て応援特別手当の支給をあわせて実施していくことになりますので、総務課内に5人体制のプロジェクトチームをつくりまして実施してまいります。したがって、4月からは総務課内に設置されたこのプロジェクトチームが担当課になります。それから、申請の受け付けもそのプロジェクトチームとなります。対象者ですが、国が全国一律の基準日を設けております。平成21年2月1日が基準日になりますが、その基準日の住基人口、外国人登録人口5万5,197名が支給対象者になります。支給額は、8億5,650万円余と試算しております。それから、支給日ですけども、4月になりましてから各世帯に申請書を郵送しまして、その後各世帯主から申請書が上がってまいります。その申請書を待ってから支給するということになりますので、5月の中旬ごろになるものと思っております。それから、市限定のプレミアム商品券については、今のところ考えておりません。 ◆富浜浩君   太陽光発電でありますけど、導入についてはということであります。これ約7年間日本が世界の中でトップでその太陽光の発電ということに対しては来ておりました。そして、2005年にドイツにそのトップの座を明け渡したわけであります。したがって、日本は経済産業省がですね、2005年、その今まで打ち切っていた住宅用太陽光発電システムを導入しなければならないということで本年度打ち切ったわけであります。そのようなことで、本市は努力をしていただきたいなというような気持ちを持っております。  モズクの件でありますけども、ある医学界の本にこういうふうに載っておりました。モズクと昆布に多く含まれる水溶性食物繊維フコイダンが話題になっておりまして、徹底的に検証した結果、がんや糖尿病、いろんな難病の発生を防ぐということでモズクの効果をあらわしておりました。しかも、モズクは海藻の中でもフコイダンの含有量が昆布の8倍あると、物すごくすぐれたモズクということを言われておりました、体に効くということでですね。水溶性食物繊維、水につけてねばねばしているモズクのそういうところが非常にフコイダンということで効果があるそうですね。それで、医学界からも評価されておりますので、市長もやっぱり水産関係にいてモズクの関係はだれよりも知っていると思いますから、ひとついろんな形の中でPRしていただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  環境モデル都市の取り組みについてということでありますけど、今度は1点だけお伺いをしたいと思います。エコスクールモデル事業ということでお伺いをしたいと思います。地球温暖化、異常気象ということで環境問題が非常に高まっております。したがいまして、教育の面でも環境が極めて重要視されておりまして、エコスクールモデルということが実施されているわけであります。そこで、本市にとってどのような感じの中で生徒の皆さん方にそういう状況をやっているのか、お伺いをしたいと思います。  私は、ある本を読んで感動したのがあります。少しだけ読んで、それで終わりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。「指導者の条件」、これは松下幸之助であります。何か失敗したり、問題を起こしたり、だれでもその原因をとかく外に求めがちであります。だれが悪い、彼が悪い、あるいは社会が悪い、運が悪いというぐあいである。しかし実際は、ほとんどの場合、失敗の原因は自分にあると。事前に十分な計画を立て、行動を行う過程で慎重な配慮を怠らなければ大抵のものはうまくいくと。ましてや指導者となる者は、ほとんど100%の責任、自分に返らなくてはいけないと考えるべきであると。仮に部下に失敗があったにしても、その部下が果たして任にふさわしいかどうか、またそれをさせるについて十分な指導、教育をしたかどうか、そういうことを指導者として反省をするべきであると。指導者は、失敗の原因はすべて自分にあるということで、厳しい指導者の条件が話が松下幸之助の中でありました。これまでの私は、市長の条件というのは、やはりトップなる市長が強い信念を持って指導をしていけば、前回の市長の辞任ということはなかったんじゃないかなと、残念な気持ちを持っております。このようなことが二度とないようにしっかりと市長は今後頑張っていただけばありがたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。市長にとって大変差し出がましい失礼なことを申し上げましたけども、よろしくお願いを申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ◎市長(下地敏彦君)   エコスクールモデル事業についてであります。この事業を利用いたしまして、これは太陽光発電を利用した校舎の改築、それから環境教育の充実というのがありますので、これを宮古島でも取り入れてやってまいりたいと思っております。 ○議長(下地智君)   これで富浜浩君の質問は終了いたしました。 ◆宮城英文君   今日最後となりましたが、しばらくの間おつき合いをよろしくお願いいたします。質問に入る前に、私からも、市長、それから副市長、本当にご就任おめでとうございます。お二人は行政のプロですので、本当に市民からの大きな期待が寄せられております。どうぞ宮古島市の健全化と発展のために頑張っていただくように私からもエールをお送りして、これから一般質問に入りたいと思います。  それでは、通告に従いまして、一般質問を行います。市長の政治姿勢と市政運営についてお尋ねします。新年度予算については、農業、福祉、教育に重点を置き予算配分がされており、市長の基本政策の農業振興を中心にお聞きしていきたいと思います。まず初めに、WTO農業交渉についてお尋ねをします。100年に1度という世界同時不況の後退のする中で、国際的改革が急変し、混乱しており、WTOラウンド交渉など予断を許さず、今後の交渉の成り行きが心配されます。7月ごろまでに交渉が再開されるようですが、サトウキビや肉用牛はどうなるのか、現状と今後の推移と課題について市長のご答弁を求めます。  次に、農業行政についてお伺いします。サトウキビは宮古島のエンジンの役割を果たしており、サトウキビの生産振興の中でハーベスター原料のトラッシュ率が県下で上位にあり、このことはサトウキビ生産農家の損失はもとより、製糖工場、ハーベスターのエネルギー損失も大きいものがあり、非効率的であります。トラッシュ率改善に対してはどのような対策を講じているのか、お伺いをいたします。  次に、株出し管理についてであります。サトウキビの増産に向けては、株出し、春植え体系の比率を上げることが必要ですが、来期は556ヘクタールの計画がされていると聞いております。今期の夏植え収穫ほ場は、そのほとんどが株の萌芽が出そろっており、株出しに期待が持たれ、計画達成は可能だと思います。それには行政の十分なる対応と指導体制の確立が望まれます。株出し管理期による活用状況と助成はあるのかどうか、お伺いいたします。  次に、奨励品種の普及と課題についてお伺いします。現在農林27号に認定されるKR96―93を含めて6品種が普及され、その中で農林25号、26号、27号の普及率は30%弱で普及途上にあり、今後増産傾向にあります。懸念されるのは、農林25号は2月中旬ごろから海綿化が確認され、農林26号は11月ごろから葉焼病が発生し、奨励品種の中では糖度が低いと言われ、農林27号は2月中旬ごろには胴割れ、つまり赤腐病が確認され、台風にも弱いと聞いております。これらの課題が指摘されますが、どのように対処し、奨励しているのか、お伺いをいたします。  次に、病害虫防除についてお伺いします。プリンスベイト、可動式誘殺灯の新規導入など土壌病害虫のハリガネムシ、アオドウガネなどの防除に効果があらわれ、品種、それから収量とも向上し、サトウキビ農家は特にプリンスベイトに期待が寄せられております。新植の夏植えに対してプリンスベイトの確保が十分でなかったと聞いております。今後は確保はできるのか、価格と助成についてお伺いします。また、固定式の誘殺灯は壊れたり故障したりして使用されていないのが見受けられます。特に加治道地区は、地下水保全地域で被害が出て農家の苦情もあります。点検、補修が必要かと思います。誘殺灯の使用状況についてもお伺いいたします。  次に、化学肥料の使用状況についてお伺いします。依然として804の依存度が高く、地下水汚染防止の対策上も指摘されておりますが、いまだに固定化しております。宮古地域では804、699、S―555、夏キビ一番、春キビ一番などが使用されております。おのおのの単位面積当たりの使用量と実際の年間使用量についてお伺いをいたします。  次に、畜産行政についてお伺いをいたします。現在肉用牛粗飼料の自給率は7割程度まで向上しており、草地面積は拡大の傾向にあり、サトウキビ生産面積と競合しております。今後の対策として、サトウキビの梢頭部と製糖工場の余剰バガスを利用したサイレージ型飼料が望まれ、サトウキビ生産振興と農業の高度利用により、付加価値の高い農業転換により農家所得も向上するものと思います。ぜひとも新規事業計画として検討していただきたいと思います。市長のご見解をお聞かせください。  次に、畜産課の新設についてお伺いします。現在畜産係は4人体制で、畜産農家への対応、交流などサービスが低下しており、苦情が絶えないと聞いておりましたが、今回市長の裁量で課に昇格され、畜産振興に弾みができたと思っております。少なくとも7名以上のスタッフが必要かと思いますが、市長のご答弁をお願いいたします。  次に、環境行政についてお伺いいたします。エネルギー資源は、油田の化石エネルギーから太陽光の新エネルギーへと移り変わり、我が国においても地球温暖化防止対策として新エネルギー開発事業を支援しております。市長の施政方針にもうたわれているとおり、エコアイランド宮古島構築に向け、環境モデル都市にふさわしい行動計画が望まれます。具体的な計画は進めているのか、ご説明を求めます。  次に、バイオエタノール開発事業についてお伺いします。この事業は5年前あたりから取り組んでおり、現在一部公用車の走行試験を実施しており、平成20年度はエコ燃料実用化地域システム実証事業でバイオエタノール生産プロセスの蒸留、濃縮、残渣液の利用法の確立の研究開発をされております。現在の進捗状況と全島E3普及の見通しについてお伺いをいたします。  次に、デイゴヒメコバチ駆除についてお伺いします。デイゴは今が開花の時期でありますが、そのほとんどが花をつけるどころか、ヒメコバチにむしばまれ、あわれな姿で公園や施設内で見受けられます。デイゴは、県木として指定され、宮古島市も市木、市花として親しんできており、宮古島市のシンボル的存在であり、私は市長の顔に匹敵するものと思っております。農薬が指定されて1年が経過しようとしております。私の再三の質問になりますが、当局はどのように受けとめているのか、防除する計画はあるのか、ご答弁をお願いいたします。  次に、野良猫対策についてお伺いをいたします。年を追うごとに野良猫の数が増えてきており、市街地の至るところで見受けられ、集団化しております。地域住民は、ふんの悪臭と夜泣きに悩まされ、その処理と睡眠不足で健康被害をこうむっております。当局の対応についてお伺いをいたします。  次に、道路行政についてお伺いをいたします。宮古総合実業高校のグラウンド南側、中央公民館向けA―40―2号線ですが、交差点から30メートルあたりの地点から約40メートル程度陥没して段差で傾いており、危険な状態が1年以上も続いております。早急な対応が求められますが、当局のご答弁を求めます。  皆さん、再質問にならないように丁寧なご答弁をしっかりとお願いをいたします。 ◎市長(下地敏彦君)   WTO農業交渉についてお答えをいたします。WTO農業交渉は、日本に極めて厳しい調停案が示されることが予測されております。交渉の結果によっては、サトウキビを初め農畜産業に壊滅的な打撃を与えるばかりでなく、関連産業に至るまで多方面にわたる深刻な影響を与えるということが懸念されます。特に離島地域においては、人口流出等により地域経済や社会の崩壊等が予想され、交渉の結果によっては宮古島も厳しい状況になると予測されます。今後はJAグループと連携して、守るべきは守るの姿勢のもと、WTO農業交渉の状況を見きわめながら、粘り強く対応してまいりたいと思っております。  次に、畜産課についてであります。今回新設します畜産課は、現在畜産振興係で職員が3名、非常勤1名の体制であります。畜産課新設に伴う職員体制は、課長ほか伊良部支所を含め8人体制を考えております。  環境行政について、民間企業の導入の計画についてでありますが、新たな次世代のエコエネルギーとしてマグネシウム燃料が世界的に注目されています。現在東京工業大学学内にベンチャー企業がありまして、これを中心に宮古島において実証プラントを設置し、このシステムを宮古島から発信したいとの計画があります。建設場所について今当事者間で交渉している段階であります。市といたしましても、新たなエネルギーとしての利用が期待できることから、その設置に向けて協力をしてまいります。 ◎福祉保健部長(譜久村基嗣君)   バイオエタノール事業の進捗状況については、午前中上地博通議員にお答えしましたとおりでありますけども、実用化を目指したエタノール生産の実証事業を実施するとともに、E3燃料の製造、流通、給油体制の商用化に向けた検証をしているところであります。それから、全島E3普及の見通しなんですが、宮古島市の一般住民がE3燃料を使えるようにするためには、実証実験の検証を行うとともに、全給油所に給油設備の整備が必要になります。あわせて、関係法令の整備もこれからであることから、その推移を見守りつつ対処策を検討していきたいと考えています。  野良猫対策をどのように取り組んでいますかということです。野良猫については、市民からの苦情が多数寄せられていることから、今年1月から苦情があれば捕獲器を設置して、捕獲された猫は市が責任を持ちまして、その費用も負担いたしまして、去勢、それから避妊の処置を講じております。 ◎経済部長(上地廣敏君)   まず、ハーベスターの原料トラッシュの件でありますが、宮古地区の今期2月28日までのハーベスター刈り取り平均トラッシュ率は、沖縄製糖宮古工場で15.59%、宮古製糖城辺工場で14.42%、宮古製糖伊良部工場で13.54%であります。オペレーターに対する指導は、事業導入のときに基本操作、刈り取り技術指導を行っております。特にトラッシュ率に対する苦情があるときは、農家代表の立会人にコアサンプル等を確認させ、農家の理解を求めております。今後は農家に対する機械刈りに合った畝幅の確保、管理作業を徹底するよう指導するとともに、オペレーターに対しては刈り取り時の操作技術の指導を関係機関と連携して取り組んでまいります。  次、株出し管理であります。宮古地域の株出し管理につきましては、現在面積が非常に少なく、今期の収穫面積3,604ヘクタールのうち、株出し栽培は112ヘクタール、3%であります。株出し面積が近年増えない理由は、不萌芽が多く、反収が悪いために横ばい状況になっております。病害虫防除の徹底や新薬剤等を使用して適期に株出し管理等を実施し、面積の拡大を図り、生産振興に努めてまいります。なお、ご質問の管理機は現在9台ございます。助成はあるかとのことでありますが、現在助成はございません。  次、サトウキビの奨励品種の普及でありますが、サトウキビの生産の安定と品質の向上及び新品種の普及促進を図るため、サトウキビ優良種苗安定確保事業を導入して、県から委託を受け、サトウキビ原種圃を設置し、生産された健全、無病な優良種苗を農家へ普及推進を図っているところであります。地区により品種が偏りますと、自然災害等発生した場合サトウキビの生産量が大きく影響するため、品種構成を製糖工場と調整し、地域に適した優良種苗を計画的に導入しています。今後ともサトウキビの安定生産と品質向上に努めてまいります。  次に、病害虫防除でありますが、病害虫のうちアオドウガネの駆除については、固定式誘殺灯533基、可動式誘殺灯が1,586基、両方で5月1日から7月31日までの3カ月間成虫の活動する時期に設置をし、誘導防除を行っております。今年度は、可動式誘殺灯のメーカーと調整し、光源の一部修繕を行って、平成19年度の約2倍を捕獲することができました。その結果、サトウキビの立ち枯れ等の防止を図ることができたものと思っております。ハリガネムシの駆除につきましては、1月中旬より宮古全域において性フェロモン誘因トラップの設置や、新たに確立された交信攪乱方式によるフェロモンチューブを試験的に来間地区15ヘクタール、農研センターで15ヘクタールに設置をしております。芯枯れ茎をなくすためにプリンスベイト剤を植えつけ時に活用するよう指導を行っております。なお、プリンスベイトの価格と助成でありますけれども、1袋3キログラムでありますが、3,465円ということであります。この助成については、春植え時に50%、夏植え時は35%を予定をしております。  次、化学肥料の使用状況、なぜ804の依存が高いのかということでありますが、平成19年度の化学肥料の使用料は27万9,466袋であります。そのうち、化成804が23万6,322袋、率にしますと84.7%、化成699でありますが、3万3,863袋、率にして12.2%、春キビ一番が1,309袋、0.7%、夏キビ一番が1,006袋で0.4%、CDUs555が5,388袋、2%の割合で使用されております。804は、県内農家に最も多く利用されている肥料であります。699は単価も少々安いんでありますが、宮古地域では認知度がまだまだ低く、1割余りしか使用されていない状況にあります。また、春キビ及び夏キビ一番やCDU等は単価が高いため、ほとんどの農家が使用せずに、単価の安い速効性のある化成804を使用しているのが実態であります。なお、単位使用量と年間使用量でありますが、地区における年間使用量につきましては、先程申し上げましたように27万9,466袋が使用量ということで、単位使用量としてはおよそ10アール当たり6袋ないし8袋程度ではないのかというふうにとらえております。  次に、畜産行政の梢頭部とバガスのサイレージ化でありますが、まずサトウキビの梢頭部とバガスの混合サイレージの事業化に向けては、畜産農家以外の農家がサトウキビの梢頭部を提供することへの理解を得ることが困難ではないかというふうに考えております。そのことから、現在のところ事業化は厳しいものと考えております。なお、現在バガスについては、資源リサイクルセンターで肥料原料として活用しているところであります。  次に、デイゴヒメコバチの駆除計画でありますが、デイゴヒメコバチの駆除につきましては、市は昨年6月育苗センター前の木に薬剤を投入した結果、当初は効果がありましたので、今後落葉後開花新芽の発芽の様子を見ながら薬剤の残留効果を観察するとともに、県の試験結果等も参考にしながら、当面は保全すべき木を主体に薬剤を散布してまいりたいというふうに考えております。 ◎建設部長兼地域戦略局長(與那嶺大君)   宮城議員の道路行政についてのご質問にお答えしたいと思います。  ご指摘の路線につきましては、延長で約50メートルぐらいの間隔におきまして陥没が見られます。この地域は以前は採掘場となっていたことから、これらの影響はあるものと思われますが、段差が生じている箇所につきましては早急に補修を行っていきたいと思います。なお、この路線につきましては、平成22年度をめどにして補助事業での整備事業を予定しており、陥没の原因等につきましても調査を行いながら整備を進めていきたいと考えているところであります。 ◆宮城英文君   再質問というか、確認のために2度来ましたので、ご理解してください。  市長、WTO関係ですけれども、サトウキビ生産というのは、沖縄県ではこの宮古地域の比率が物すごく高いです。これは行動を起こさないと、やはり地域のこの農家の目線がですね、よく注目しておりますので、旗振り役をして市長が先頭でこれ要請行動を起こさないとですね、大変だろうと私も思っております。妥協案は6%となっており、我が国の主張は8%となっておりますけれども、タリフライン数といいますか、これは1,332の中に8%なると160品目ぐらいになるようです。砂糖だけでも56というタリフライン数はありますので、我が国がサトウキビ関係、この砂糖関係をもし除外していきますと、それ相当にですね、関税は今の305%から100%という頭打ちが上限されていますので、そういうところまで落ち込むと、今、今年のサトウキビは糖度19.8というのもあります。農家手取りが2万8,000円を上回ります。こういったところまで農家の所得もかなり上がってきておりまして、農家は非常に喜んでおりますので、ぜひともこのことは行動を起こしてですね、対応していただくようにお願いをいたします。  ハーベスターのトラッシュ率ですけれども、なおかつ高いです。私は、2月石垣に行ってきました。これは石垣が12%台なんです。大東が一番低い10%台。だから、努力すればこれ必ず下がるんです。今期の操業から見てもこれを12%台まで下げますとですね、約3,000万円ぐらいの農家手取りが増えますので、ぜひとも植えつけのその畝幅の徹底とかですね、それからハーベスターのオペレーターの技術、話を聞くと余り葉っぱを飛ばさないとかで加減しているとかいろいろ聞いております。石垣ではですね、これは月3回、10日、20日、30日と旬報告をしますので、製糖会社はですね、それで個人個人の成績が出てきます。オペレーターが扱っている機種別に、あんたはトラッシュ率は幾らですよと、あんたは高いですから、もう少し注意しなさいというふうにしてですね、この刃の点検とか、このローターのですよ、キビを刈り取る、点検とか、あるいはサンダー仕上げですね、いろいろ工夫して切れぐあいをよくしたり、あるいはそのトラッシュを適宜に除去するとか、そういう工夫をやっていますので、宮古にできないことはないと思いますので、この辺はよろしくお願いします。  それから、不萌芽で株出しがパーセンテージが3%ぐらいでだめでしたと言っていますけれども、今度はですね、農政課がよく努力していますので、私が言っているそのプリンスベイトという農薬があります。こういったものとか、あるいはアオドウガネの除去などによって非常に萌芽がいいんです。もうほとんどの夏植えほ場は株はきれいに出そろっておるんです。だから、これを何とか行政側の指導ですね、やっていけば、この計画ほ場は面積は確保できると思いますので、助成を検討しながら、今度を起点に株出しの比率を上げてもらいたいと思います。これ市長、市長が就任記念としてですね、特別に補助でもつくって早目に対応していただきたいと思います。  それから、奨励品種の件ですけれども、私が挙げているこの25号、26、27号は新しい品種なんです。だから、普及途上にあります。にもかかわらずそういった欠点が今見えていますので、新里聰議員と2人で2月、3月しょっちゅう農家を回ってですね、ハーベスターを見ながら、あるいはその株を見ながら、あるいは品種を見ながらですね、よく農家を激励して回りました。その中で、こういった確認もこの目でやっていますので、普及の段階ではこういったものの指導もぜひよろしくお願いします。  化学肥料ですけれども、これは旧平良市のときから私取り上げているんです。宮古島は地下水を保全しないといかんという、その条例でも強くうたっているんです。汚染をしている方は罰もしたり、あるいは個人個人でも汚染しないように必ず心がけなさいということで、一番汚染原因となるのは化学肥料、それから畜産排泄物、それから家庭の生活排水ですね、この3つが大きいと言われまして、その中でもこの化学肥料の汚染度が高いというふうに指摘をされて、この対策をずっととってきているんですが、いまだにとれていない。だから、行政のほうでですね、699を使う、あるいは今部長から単位面積当たりの使用量が6袋から8袋と、これ20キロですけれども、言っておりますが、この使用量を減らしてできないものか。今有機質も大分還元していますので、この使用量の見直しと、699を使ってどうなるのかですね、804のかわりに、その辺を展示圃場も持ちながらでも指導しないと、これいつまでたっても宮古島はうたい文句だけで地下水のこの保全はなかなか難しいと思います。市長、この辺もひとつ、これは水道水源保護条例というものの5条とか7条にうたわれていますので、その辺もしっかりと指導をお願いしたいと思います。  それから、粗飼料の件ですけれども、私は前も取り上げました。これは必ず事業化に値するものでですね、私の試算では乾燥ベースで2万2,000トン以上は可能なんです。そうしますと、今800町歩ぐらい草地があります。これは600町歩ぐらい減らすことができるわけです。そうしますと、この畑が有効利用できましてですね、サトウキビをつくっても5万トン以上はできるし、あるいはほかの農作物をつくってもいろんな高度利用の仕方があります。これぜひとも、今政府が環境モデル都市に宮古島も認定して、どうすればそういう資源が有効利用できるのかというふうに注目をしていますので、このエコアイランド宮古島というようなですね、そういうふうに言われていますから、ぜひとも大きなサイレージをつくってですね、貯蔵施設をつくってできるように補助メニューを考えていただきたいと思います。  畜産課の新設の件ですけれども、私が4名と話しましたが、市長から職員3名、臨時1人と言っていますので、市長の8名体制というのは臨時が含まれていないと思っております。だから、私が申し上げたものには2名ほど上乗せされておりますので、非常に喜ばしいことと思います。今後畜産農家は、本当に車の両輪となってですね、行政とともに畜産発展のために頑張っていくと思っております。ありがとうございます。  それから、環境行政の中ですけれども、これ私が考えているものと同じだろうかなと思っております。実は海水のにがりからマグネシウムを取り出して水素燃料をつくるというシステムになっていまして、この水素燃料をとった残りが酸化マグネシウムになりますので、これまた太陽光でですね、乾燥させて、今度は燃料電池をつくるという新しい、化石エネルギーを使わずにして自然エネルギーでこれだけのエネルギーができるというシステムになって、特に宮古島がまたこれも立地条件としてはいいだろうと言われて宮古島を物色していると聞いていますので、市長がこの導入については先頭に立ってまた補助メニューを探して必ず事業化が宮古でできるように、そうしますと観光とこれまた両立しますので、よろしくお願いします。  次はエタノールですけれども、これは国の計画ではガソリン自動車は3万5,000台、それから給油所が19カ所、それからエタノール製造量が750キロリットル、それからそれを生み出す糖蜜が3,000トンというふうな計画今ずっと進めていますけれども、今年度は何か1,000台ぐらいの走行試験をすると聞いておりますけれども、これとうにですね、宮古島のガソリン車、僕が以前質問したときには調査で4万台は超していました、3万5,000台とうたってはいますけれども、これとうにできているような形なんですよ。だから、何も僕は難しいものはないと思うんです、開発にはですね。ただ問題は、排水がかなり出ます。この計画では3,000トン処理するのに1万1,000トン以上の処理水が必要であると、これをどういうふうにして宮古島で処分するかというのがネックにはなっているんです。しかし、今までは行政が余りにもこの取り組みにですね、無関心であると僕は思うんです。だから、市長はですね、これ宮古島には4つか5つのところから、大臣を含めて総理大臣までですよ、何回となく視察には見えているんです。それだけ重要視しているにもかかわらず、市はただ受け皿ができているという形だけでタッチしていないんです。だから、ぜひともこの事業が必ずや早い期間に皆さんにですね、燃料が利用できるようにひとつお願いをしたいと思います。  次はデイゴヒメコバチですけれども、これは県の試験とかなんとかじゃなくて、去年の4月の段階で農薬は指定されているんです。それまでには2カ年以上、このヒメコバチの被害がありますよと言ってもそのまま野ざらしにしてきておったし、この農薬が認定されるのを待ってすぐ実施に移しますと答弁してきていたのが、農薬が認定されても今なおかつこの駆除がされていないというのがちょっと私は問題だなと思っているんです。市長もその公園あたりを見てみてくださいよ。デイゴがあんな哀れな姿になっているというの非常に残念です。これ修復きかないんですよ。だから、カママ嶺公園一帯でも68本ぐらいあります。それから、一番大きいのは亜熱帯植物園の新婚の森というのに86本あります。あそこであれだけ1万何千名の観光客を呼びたいと言いながら、後ろにはデイゴがああいう哀れな姿ではどうにもならないです。これだけは早急にやってもらいたい。しかも、この防除は6月ごろまでに手を打たないと余り効かないそうです。しかも、6カ月ぐらいしか有効期間がないですから、これだけは市長がぜひとも先頭に立ってですね、やってもらうようによろしくお願いします。  あと、野良猫なんですけれども、本当にこれ笑い事ではないんです。しかも、今が発情期になるんです。物すごい合唱をしてですね、これに本当睡眠不足をするんですよ。猫は、調べてみたんですが、大体1回に4匹ぐらい産むそうです。私の試算では、1つのつがいから年に20匹以上家族が増えることになっております。ほとんど野良猫的な状態で宮古は猫飼っていますので、これはですね、チラシやら何やらでもう指導してもらってですね、必ずこれとってもらいたい。これ浦添でも捕獲して殺傷処分してあるし、静岡あたりでも、焼津あたりでもこれ捕獲して殺傷しております。だから、そういう処分もしているのに、これは保護することはできないとか、そういうふうに今言っていますけれども、これ必ず、別を見ますといろんな捕獲の仕方をしていますので、ぜひとも対応していただきたいと思います。                 (「この後英文議員時間ないよ」の声あり) ○議長(下地智君)   1分です。 ◆宮城英文君   道路行政ですけれども、平成22年度までと言っていますが、ここにはよく歩行者も転んだりしてですね、事故は起きているのは聞いております。向こうを通ってみてですね、危ないなとほとんどは思うだろうと思うんです。特に雨の日とか夜間ですね、対向車が来たり、あるいは自転車やらオートバイやらですね、そういうものが通るのに非常に危険です。そういうことで、早急に応急的な処置でもやってもらうようによろしくお願いをいたします。  私の質問をこれで終わりますけれども、特に市長にはいっぱい再質問にお答えをよろしくお願いします。 ○議長(下地智君)   宮城英文議員、いいですか。                 (「結構です」の声あり) ◎市長(下地敏彦君)   最初に丁寧にみんな答えたつもりでありますが、またいろいろと出てまいりました。かなり細かい指摘でございました。これはまた私どももこのご指摘をですね、生かせるように頑張ってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(下地智君)   これで宮城英文君の質問は終了いたしました。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声多数あり) ○議長(下地智君)   ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれにて延会します。                                     (延会=午後5時18分)...